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語学でチョコレートの歴史をたどる

この頃、週に1?2冊のチョコレートの本を読んでいます。
先週はよく読書をした週でした。全部で12冊読みましたが、ビジネス書が8冊、建築の本が2冊、そしてチョコレートの本が2冊。関連性が全くない。
チョコレートを食べることより、チョコレートが何なのかを知ることがとても楽しいのです。
チョコレートがテーマだと、どうしても主役となる国はフランスになります。

僕のフランス語習得計画は優先順位がドンドン後に追いやられて、イタリア語・中国語・スペイン語・フランス語の順番になっていますが、本の中に書かれている言葉は、何となく分かることが多いのです。例えば、

デギュスタシオン

という言葉が出てきます。これは、試食・試飲という意味なのです。イタリア語では、

デグスタッツィオーネ

と言います。アッサジャーレという単語もありますが、フランス語に同等の単語があるか知りません。英語でも「degustation」で同義です。(この、?シオン、?ツィオーネ、?ション、という語尾の持つ共通点に気付くと、ヨーロッパの言葉は勉強しやすいです)

石畳のような四角いチョコレートを パヴェ といいますが、これは、もちろん英語のペーブメント(舗装路)と無関係ではないでしょう。

チョコレートの玉みたいなのを、ボンボンと呼びますが、これも、フランス語の

Bon = Good

を連続した言い方だそうで、この Bon にしたって、イタリア語の Buon(ブオン)=Good とスペルは違えど、元は同じでしょう。これらを 「cognate コグネート」 といいます。

こういうコグネートに気がつくと、

「言葉っていいなぁ!」

と思います。その後ろに流れる歴史とか、山や谷を越えてきた言葉の旅を思うと、世界中の言葉を勉強したいなと決意を固くします。

昔、学校で英語を習っていたときは、苦痛で仕方がありませんでした。
アメリカで英語を習得するのは、苦労もあったけど、楽しかったです。
今、イタリア語を毎日欠かさず1年以上続けてきて、これも楽しくて仕方がない。
3月に始めた中国語は、発音全種類の練習中ですが、音が楽しい。

実は昨日から僕は発熱して、喉は痛いわ、頭はフラフラするわ、鼻は垂れるわ、咳は出るわで大変だったのです。おかげで(?)、日曜は一日ゆっくりさせてもらうことができ、一日中読書をしていました。

もちろん、疲れたときは語学のテキストです。
特異なことに見えるかもしれませんが、僕にとって語学はストレス解消です。
先日、妻にねだって買ってもらった(笑)CD2枚付のテキスト。
これを夢中で読んでいました。

それでも途中で集中力が無くなるときがあります。

そんなとき、またチョコレートの歴史の本を読みます。
するとフランス語がでてくる。
また、イタリア語との共通点が出てくる。

うう?、フランス語のテキストが読みたい。
で、今度はフランス語のテキストを持ってきて発音をやってみる。
語学中毒といってもいいかもしれません。

きっと僕はじじいになったら20カ国語を操っていると思います。

爺さんになったら、自分で各地の言葉を話しながらチョコレートの歴史を、マヤ帝国からフランスまでたどる旅をしてみたいです。

もちろん各地でチョコレートを、デギュスタシオンしながらね。 (^_^)

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