子育て話ばかりなのでちょっと違う方向へ。
夫婦関係
「子育てはまず親から(自分から)」を信念としている僕にとって、子育てよりも大切なのはこちらだと思っています。
僕は妻には頭が上がりません。
怖いからではないのです。
あきれるほどにワガママだった自分に耐えてくれてきたからです。
昔の僕には正解というものがなかった。
普段「これはAだ」と言っていたものに、妻が「これはAで良かったんだよね?」と言えば、
「そんなわけないじゃん。Bだよ。わかってないな」
書いてるだけで恥ずかしいです。文章じゃ伝わりませんが、もっともっとひどい言い方をしていたと思います。とにかく、何を言われても否定する。自分にはそれより良い意見、良い見識があるということをひけらかすようなことばかりやっていました。
何をどうやっても納得しない相手なんて、どうやって付き合えばいいんでしょう?
その僕がある日を境に変わりました。
でも、それだって都合のいい話です。妻の視点に立ってみれば、今まで好き放題やってたやつが、
「自分の非を悟りました。今日から心を入れ替えますから、見守ってやってください」
(要約)
まことに殊勝な態度ではありますが、言ってることは
借金棒引きを要求
してるわけです。羽賀研二じゃあるまいし。
しかも、善良そうな顔をして言ってるわけだから拒否する方が悪人のようになってしまう。妻の不信には相当なものがあったはずです。昨日今日でそんなに簡単に人が変わるはずがない。そう思われても仕方がない。
僕は信頼回復には言葉ではなくて、時間と行動しかないと思いました。
当然の報いです。
以来10年、口論はほとんどしたことがありません。信頼も回復できたように感じます。
少なくとも自分はそう思っていますが、妻の側の考えは妻次第ですから分かりません。
僕は偉そうに人にもの言える立場ではありませんが、僕の知り合いの奥さんからこういう事を聞きます。
「ウチの旦那は、釣った魚にはえさをやらないってタイプだから」
男は褒められたり、持ち上げられたりが大好きな自尊心の塊のような性です。そのくせ、女性に対しておかえしをしない。施されっぱなしというのが通り相場のようです。
これは良くない。
例えば、食事を用意してくれた時、
「いただきます」
「おいしい!」
お世辞でなければ、気持ちを言葉にされて嫌な気はしないはず。
やっかいなのは急にやると気味悪がられてしまうことです。いままでしてこなかったんだから仕方ありません。
母親がどんなに熱心に子育ての研究をしていても、父親がどんなに立派な子育て理論を持っていても、その二人の足並みが揃っていなければ船は二つに裂けて沈没です。
船の真ん中にいるのは常に子供です。
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