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人気のある医者とない医者

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我が家が普段かかっている医者は、近所ではあまり人気がありません。
人が言うには、

「あの先生は言葉がキツイ」
「優しくない」

と言うんですが、僕は医師の善し悪しは、どれだけ相手の体を気づかうことができるかであって、その人の物腰がどうのということはあまり気にしません。僕がこの医師を好きなのは、

他人の体を自分の体みたいに大切に思ってしまい、思わず言葉に熱がこもる

という性格があるからです。以前、点滴中に長時間カーテンの裏から他人を診察する場面を聞きましたが、そんなに言葉が厳しいということもありません。

言葉は優しいに越したことはないけど、この医師の場合、例えば患者の生活習慣に対して、

「そんなことしてちゃダメだよ。もぉ、もっと気をつけないと!」
「タバコやめなさいよ。体心配なんでしょ?」

なんだか、親のように怒っちゃうのです。もちろん大人だから怒鳴るとかそういうことじゃないけど、聞く人によっては

怖い
キツイ
意地が悪い

そう受け止めてしまうようなのです。

一方で、同じ地域にもう一人いる医師は、患者が言うことをそのまま聞いて、ろくに診察もしないで、

「ふんふん、なるほど。じゃ、頓服だしとこうか。・・・ん?そうか、じゃあこの薬も出しておこう」

そういう感じ。だから、家にいる段階である程度自分で診察が終わってしまっているという印象なのです。こんなのだったら、

医者に診せるのではなく、薬局に行って症状を話した方が早いし、医療費の削減になるんじゃないの?

医師の立場からしたら、患者の言うことを聴いてあげることが良いことという常識でもあるのなら仕方がないけど、どうも医師の良い悪いの判断基準って間違っているんじゃないかと思うことがあります。

ところで・・・
医療費を全体的に下げて、医師のベンツがクラウンクラスになったって困ることは無いよね。
医療費を、負担する側だけの問題として考えるのには限界が来ていますから、おそらく医師の報酬についてもこの先何らかの変化が求められるはずです。医師だって意外にお金がないことは、この頃よく知られていますけど。

ただし、既得権益がガチガチなので政治的に思いきったことができる、強い政治家を僕らが選ばなければ “変化を求める” だけで何も変わらないのはいつものことですけどね。(笑)

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