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少子化対策と女性のストレス

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最近僕の周りではベビーラッシュ、しかも第二子のラッシュです。僕より後に父親になって、僕より先に第二子を授かった友人達に対して子育ての先輩だったはずの自分が、一気に立場逆転。

奥さんもなんだか逞しくなって、夫婦そろってまぶしい感じ。

少子化ってホントなのか?

と思いたくなるほど周りに小さな子供達がいます。

その少子化問題。

男の視点からは、女性側の問題の真髄は理解出来ることではありません。理解したつもりになっているだけかもしれないので、断言口調では話せません。自信がないですから。

自分が子育てをするようになって感じる日本の少子化の原因の一部は、経済的、政治的な問題もさることながら、女性にそのストレス部分を押しつけすぎる日本の文化にあるように感じます。

時代が変わって、そのストレスに甘んじなくても良いということに気付いたら、脱出したくなるのは当然。

“こんなことがあるんじゃないか”と感じるストレス、例えば、

・ 結婚すると多くの場合夫側の両親が守られる
・ 子供ができると、子育ては女性の責任とされる(特に失敗?に関して)
・ 子供ができると、世界が狭まる
・ ひとりの時間が持てない
・ 子育てについて、他人(特に義父母)から横槍がはいる
・ 育児でキャリアをあきらめざるを得なくなる

当然ですが、夫婦共々地方から出てきて都会に住んでいたり、転勤で地元から離れている人には当てはまらないこともあります。

中でも一番よく耳にするのは、夫の親と上手くやっていけないストレスです。

子育てそのものがストレスとの戦いのようなものなのに、それに加えて

“非協力的”または、“過剰協力的な部外者”

に干渉されてはたまらない。この関係は悪循環です。
壊れたオーディオアンプのように壊れるまで増幅します。

人の体験談を聞く限り、この関係の間に立たされた夫は、親の側に立つか、または女性に我慢を強いるのがよくある話となっているようです。徐々に変わりつつあると思いますが。

本気で少子化を考えるのであれば、日本の子育てに対する固定概念から変えていかなければならない所に来ています。

単刀直入に言えば、

嫁さんが自分の親とうまくいかないなら、間に入って調整役になる
それが無理なら、親から離れる

夫が守るべきは、

定位家族ではなく、創設家族のほうでしょう。定位・創設家族について

分からないのは、

未婚者のマザコン(失礼)は嫌われるのに、
結婚するとマザコンになっても誰にも責められない日本の社会です。

何だろうコレは?

義父母の問題がない家庭なら、

男も子育てをする。
たまには丸一日くらい嫁さんに自由をあげる。

そういうことが普通に出来ていく社会にならないと気の毒で、

子供が欲しい

なんて言えません。

もう一つの方法としては、女性が結婚したら男性の家に入るのではなく、

可能な限り結婚したら女性の親の近くに住む

ことで、本当に助けが必要なときに自分の親の方が駆け込みやすいのではないか。
ストレスでぎりぎりに来てしまったとき、頼れるのは、というより頼りやすいのは自分の親です。

男も外でストレス
女も内でストレス

もう夫婦で協力しあうしか方法はありません。
男とか女とか、どちらが楽とか得とか、好きとか嫌いとか言っている猶予はありません。

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