整形逃亡犯の逮捕後の姿をネットニュースで見て、頬の辺りの違和感を感じました。犯人は頬をふっくらさせる整形手術をしたみたいですけど、逃亡疲れで痩せた彼の顔には全然合わないんですね。
頬に風船入れてるみたいです。
考えてみれば、整形の“大前提”は
施術時の顔
となっているわけで、そこから太ろうが痩せようがその“前提”が崩れた時点で違和感を発するものなんでしょうね。困ったことに、人には一秒として固定された物がない
どこまでも逃げていく前提
ってのがあるわけです。
つまり、時間(年齢)
今の顔が前提なのだとしたら、10秒後は大げさにしても、1年後は確実に違います。ストレスで激太り、激やせということが起きないとは誰にも言えません。
“今”を前提にしているのだとしたら、
“明日”にはもう前提が崩れる。
自分自身の体の一部ならいいんです。
一緒に老化していくわけですから、それはとても自然なことです。
だけど、異物は体の一部とは明かに違う“劣化”のしかたをするんです。
そこに、不自然が生まれても仕方がない。
一度整形をした人は、劣化の速度差が目に見えて異質性を発揮しはじめるごとに、整形を繰り返し、
リピーター化していく
という心理なのかもしれません。
これは既にビジネスに組み込まれている仕組みなのかもしれません。
生き物の体は“異物”を受け入れるようにはできていないんです。
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