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「税金泥棒」って言うけど

選挙があると選挙運動期間中のネット書き込みでは、

「税金泥棒」

という言葉がよく聞かれるようになります。
随分口汚く罵る人たちも少なくないです。
だけど意外に「税金泥棒」って身近にあります。

例えば、ある人が小中学校に通う小を持つ親だったとして。
その子が、たとえば次のような事柄に当てはまるとしたら。

“勉強をしないため”成績が悪い。
“さしたる理由もなく”学校に行かない。
学校でイジメをして、他の子が学校へ行く妨げとなっている。

など。

もし、一つでも当てはまれば、あなたは立派な「税金泥棒」と言わざるをえない。

子どもたちにはそれはもう多額の税金が投入されています。
ジェイソン・ボーンのように個人的に税金を投入して“開発”されているわけではないですけど。(笑)

子供が勉強をしない、そのために成績が悪いということは、せっかく与えられた義務教育の予算(税金)を無駄に使ってしまっているわけです。

一生懸命やっても成績が上がらない子だっています。
それは税金を無駄にしているとは言えません。
「頑張る」という能力は備わっているわけですから、十分に教育を受けている価値があると思います。

さしたる理由もなく、学校に行かない。
そんな子(の親)は完全な税金泥棒です。
学校に行くいかないはその子や親の自由ではありません。
親は子供を学校に行かせる義務がある。
怠けることは、選択肢ではないんです。

イジメが理由で学校に行けない子。
この子は、税金泥棒の被害者です。
学校に行けない理由を作った子供の親は完全な税金泥棒です。
もしその子が、マトモに勉強しない子であれば、

罪は倍増(または、被害者の人数分)です。

そう考えると、“日本人”という存在である以上、知らないうちに様々な所で税金の無駄遣いや税金泥棒になっている可能性は否定できません。

選挙のたびに、ふと思い返してしまったことで、自分自身が税金泥棒になっている可能性がちらついて、誰かを責める気にならないんですよね。

子供の頃、もっと勉強しておけばよかった。
僕も多くの大人と同じように後悔してます。

だから、息子は税金泥棒の子にしないよう頑張っています。

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