病院の待合室で1時間待たされ、もっと早く終わるだろうと高をくくっていたために本を忘れてしまい、ボケッとテレビを見ていました。内容は、時期的な話題で
食中毒
芸能人が自分の家庭でどうやってまな板を洗っているのかを見せていました。まな板ごときにそこまでするか!というほどの熱の入れようで感心して見てました。
重曹をかけて、酢をかける??? 更に熱湯消毒???
熱湯消毒だけでも驚きなのに。(笑)
手術室だな、まるで。
ウチでは洗剤で洗うだけ。僕の感覚では、
ガス(電気)がもったいない。
お湯がもったいない。
もっとも、“消毒”という目的があるのですから、消毒派の方からすれば意味のある行動なので、これは単純に価値の置き所が違うだけの話。どちらが正しいということでもありません。
しかし、疑問はあります。
世の中がそんなに怖がるほどの不潔な場所なのかどうかです。
日本でここまで消毒が必要なのだとしたら、もっと住環境の悪い国ではどうなのだろうと思うのです。まな板に重曹と酢をかけて消毒することが “満点” なのだとしたら、おそらくもっと貧しい国では人は生きていけないはず。(実際のデータを持っていないので、本当に毎日食中毒に悩んでいるのかもしれませんが、その場合は僕の知識不足です。すみません)
乱暴な言い方をすれば、人間ってもっと汚くても生きていけるはずってこと。
まな板なんて普通に洗って使えばいいです。
何でも普通にしていればいい。
今まで何十年もそうしてきて、食中毒にタダの一度もならなかったんだし。
・・・風邪の症状程度の食中毒はあったかもしれないけど。(笑)
マイケル・ムーア監督の「ボーリング・フォー・コロンバイン」を思い出します。メディアが、ありもしない恐怖をあおっているという話です。確かにその通りのようです。
雨の日に洗濯物を室内で干すと、カビが飛ぶから、梅雨時は毎日スプレーする必要あるのか???
靴をはくたびに、殺菌スプレーがいるか???
トイレのシートを殺菌する必要があるのか?
すくなくとも、僕の子どもの頃の環境と今を見比べてみると、トイレ一つとっても劇的にきれい。
今の状態で少し気をつけるだけで、衛生の問題は未来永劫なくなったと思って良いくらいのはずです。
もっとキレイに!と追いまくるより、僕は、
これで衛生問題は片付いた!
と喜ぼうと思います。
いち抜けた。
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