高校で子供を産んで、その場で殺した女子生徒が逮捕されたそうです。
自宅で子供を産んで、親に知られるといけないから撲殺した子がいるそうです。
「どうなってるんだ、いったい!」
と嘆きたくなるでしょうが、これは随分前から始まっていたことだと思う。なにも、今の子供達が突然変異で鬼になったわけではない。
僕はある人達の人生が壊れていく様をつぶさに見て生きてきました。それが始まった時、僕は小学2年生でした。
小さいながらも、何か変だと思いました。
必死に、
「これは正しい事じゃない。どうして誰も何も言わないの?」
訴えても、子供にはそれを止められない。僕の話に耳を傾けて、
「そうだ!おまえの言ってることが正しい。ようし、まかせとけ!」
と言ってくれる大人は誰もいなかった。学校の先生までもが、その人達が壊れていく一因となった。先生だって信用できない。周囲の良識が音を立てて崩れていく中で、大人になっても、僕はまだ必死に自分を見失わないよう闘っていた。
次々と僕の良識では許せない事が、
「仕方がない」
「言っても聞かない」
「今時はみんなやってる」
こんな軽い言葉で認められていく。
確かに一つ一つを見ていけば、大したことではないのかもしれないし、みんながやってることなのかもしれない。
でも、
「ここで止めておかなきゃもっと悪くなるんじゃないの???」
結局その崩壊は止まりませんでした。
僕はカチカチのカタブツになって、若干融通のきかない不器用な男になってしまいましたが、崩落に巻き込まれることなく脱出しました。
全てはほんの小さな事から、
「これは間違いだ。こっちが正しい」
と軌道修正してこなかったから起きたこと。
癌は小さいうちに手術すれば直る可能性がある。
子供は、良識のある大人達の中で育てば鬼になることはない。
驚いたことに、僕には最近の事件にたいした驚きがない。
ずっと前から恐れていた、
「みんなやってるからいいんじゃない?」
という考え方の結果が出てきているだけ。
どんなに世の中が腐ろうが、自分の良識を堅守する覚悟、ありますか?
僕は自分の良識を貫いていく。
親になったんだから、なおさらだ。
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