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世間の期待と実体

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音楽プロデューサーの事件で、

みんな、冷たいなぁ

と寒々とした思いになりました。
あれだけチヤホヤされていた人間が、詐欺に身を堕とした途端、

あざけり
中傷
過去の記憶から情報通ぶる

そういうことをテレビで得々と話しています。
詐欺が良いことか悪いことか、そんなことは言わずもがな。

でも、テレビがやっているのは、おいしい思いをした者が凋落したら、

今が叩き時
ストレス解消!

という感じ。金遣いが荒いとか、生活が派手とか、金銭感覚が狂ってるとか言いますが、きっと周りが慎ましい生活を許さないという雰囲気や、

スターとしてあるべき姿

をキープしなければならない、という

必要経費的

な部分もあったんじゃないかと思います。
知り合いじゃないから、実情は知りませんよ。

でも、ある俳優も、見た目は大きな屋敷に住んで、テレビに出て、一流の人と付き合って、手広く色々なビジネスに進出して、立派なのビルの上の方に事務所を持っていたけど、自分でプロデュースした映画がはずれて

もう、お金が大変

と言っていました。つまり、なんとかして生きていくために、色々なビジネスに手を出していたというのが本当の所だったのです。

他人の今の状態を見て羨む、相手の方が恵まれていると妬むのは最低の行為

と言われるけど、まさにそんな感じ。どんなに派手な生活をしていても、そのスケールが大きければ大きいほど外した時に大きく転びます。そして、派手な生活は、つまずく障害物を増やしていくのです。

そして、周囲はその表面的なところだけを見て、嫉妬を募らせていきます。
最後は、イメージと実体のギャップから、破綻を切っ掛けに

“主従・上下・優劣逆転”

となります。それがテレビ局と、中傷している人達。今回の事件は、本当に悲劇的です。

蓋を開けたら、本当の友達が居なかったというのは、お金が減っていくより辛いことなんじゃないかと思います。それを犯罪で埋めたところで何の解決にもならないのに、どうしてあんなことをしてしまったのか。

おそらく、本人にも説明つかないところでしょう。

または、死か犯罪か、くらいの所まで行ってしまっていたのかも。
実は、選択はその間にもう一つあるんですけど、プライドが邪魔をする選択ですから。

真相は僕には関係ないからどうでも良いけど、テレビでの手のひらを返したような侮辱オンパレードは情けない。

とはいえ、またハッキリしてしまいました。
僕らの国は、相変わらず起業精神が育たず、再起も許されず、妬みと嫉妬と利己主義が根強い国なんだなと。

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