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子どもの判断力 続き

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子どもの判断力をどう評価して、どう育てるかって課題はいつも賛否両論あるものだなと思います。

僕も自分の考えを押しつけるというのはどうかと思う反面、何もない子どもの判断力が、誰からのバイアスもなしに育つものなのかな?とも思うわけです。かといって、中途半端な人間からの押しつけも困る。でも、完璧な人間はいないから、中途半端でも教育はしなければならないです。

親って大変。 (^_^;)

でも、やっぱり思うのは、親の価値観をある程度の基準として押しつけるのはしかたがないことだということ。

有名なおとぎ話、

ピノッキオ

ある日突然就学児童の年齢で、言語能力を持って生まれた木の人形は、何の価値観も持つことなく社会に出て行くのです。“お父さん”が考えたのは、

学校での教育

です。皮肉なことに、ピノッキオは学校に到達する前に、誘惑に絡め取られてしまいます。
そこから、体験を通して価値観を学んでいくわけですが、

やっぱりおとぎ話。
ここまでの波瀾万丈を、子ども達は乗り越えていけるのか?
僕には無理です。きっと楽な方楽な方へ行ってしまって。 (^_^;)
辛さを避けるのが人間ですから。

ピノッキオはとっても風刺の入ったシミュレーションだと思います。
何も基準を持たないで、純粋な自分自身の価値観だけで社会に出るとどうなるか?

僕は、自分の拙い価値観とはいえ、息子に伝えることにしています。
価値観というよりは、倫理観といったほうがふさわしいかもしれませんね。

よくよく考えてみると、「僕の価値観」って何だろう?

難しい言葉の裏に、僕自身がよく分かってないところがギッシリという現実もあることは認めないと。(笑)

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