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ホントに子供は社会が育てるんだな

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4月から息子は一年生です。
この地域には、付近の4年生が新入生を迎えに来て、学校に一緒に行ってくれる習慣があります。

我が家には先日、OK村君が挨拶に来てくれました。

その時、僕が出て話しました。
彼は気の小さい子らしく、僕と目を合わせるのを避けるようにして、僕の顔の周囲に大きな円を描くように視線をさまよわせていました。僕は、その視線の中に入るように、わざと顔を動かして、目を合わせ続け

「OK村、オマエ、おじさんの目見て話さなあかんぞ」

と言ったのです。気の小さいOK村くんは、僕の行動に困ってしまい、さらに広範囲に目が泳いでしまいました。(笑)

イジメルつもりではないのです。
マナーを教えてるんです。

そしたら、先日OK村君がもう一度来てくれました。
また僕が対応です。
どうも、前回来たとき、迎えに来る時間を言い忘れたのだそうです。
僕はOK村君の視線にばかり気を取られ、時間について聞いてなかったことにも気付いていませんでした。
前回は、4月から中学生になる子が付き添っていましたが、今回は、一人で来ました。
たどたどしい口調は前回と同じでしたが、

すると・・・ (!o!)オオ!

しっかり目を合わせようという努力をしています!!

えらいっ!
OK村!
成長したっ!

癖が残っているため、たまに目が泳いでしまいますが、一生懸命に僕の目を見て話そうとしています。

こいつ、見込みあるじゃん!

丁寧にOK村君にお礼とお願いをして、さようなら。
子ども達は、言われなければ分からないのです。
それが子供です。

だから、言ってあげましょう。
それも、苦言ではなく、思いやりを持って。

そうすると、それに応えようとしてくれます。
OK村君は、苦手を乗り越えて、人の目を見て話すという恐ろしい難関を突破しようと努力して、最後に僕がお礼を言ったとき、

安堵の笑顔

今度、バーベキューでも呼んでやろうかな。

イヤか?(笑)

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