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捨て犬を見なくなった

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最後に捨て犬を見たのは、いつだったか思い出せません。
僕の行動範囲では、捨て犬をここ何年も見たことがありません。

これって、良いこと?

まあ、良いことなんですけど、ひょっとして飼い主がストレートに保健所に持って行くようになったとか、そんな裏があったらいやだなあと思うわけです。

僕は2年前に愛犬を失ってから、犬を飼っていません。
これから先も、自分から進んで犬を飼おうとは思いません。

でも、そっぴくんが犬を欲しがる日が、いつか来るのではないかと思っています。その時は、僕の事情だけで決めてはかわいそうなので、飼うことになると思います。ただし、自分で世話をするという条件つきで。

僕が最初に犬を飼ったのは、中学1年の頃。(http://cobeat.sakura.ne.jp/untamed/blog/archives/339

その後、雪の日に拾った子犬、「ゆき」が増えました。
この子はヒドイ皮膚病で、何年もかかって治療しました。あまりにヒドイしお金がかかるので、獣医さんが、

「費用はウチがもってあげますよ」

と、なんと無料で治療してくれたのです。ありがたい人でした。
そして、最初に飼った柴犬が、夜中のうちに野良犬となにかあって(笑)、子犬を4匹産みました。そのうち、2匹は僕の幼なじみが引き取ってくれて、残りは僕が世話をすることに。

これで、3匹。

その後、また2匹産まれ、それも僕が世話をする条件でウチの子になりました。

これで、5匹。

そして、あるとき捨てられていたシェルティーを僕が拾ってきて、その子もウチの子になりました。

それで、6匹。

それから、寒い雪の日にウチの横を流れる用水に落ちていた毛足の長い雑種犬を拾って、それも僕が世話する条件で、ウチの子に。

これで、7匹。

この子達はなぜかカミナリが大嫌いで、カミナリが鳴り出すと遠吠えを始めてうるさいのです。
だから、小屋の中に布団を持って行って、一緒に寝たこともあります。みんな僕に寄ってきて、凄くかわいいのです。
僕は高校時代も犬の散歩ばかりだったといってもいいくらい。
いまだに、高校の同級生達から

「石川は犬の散歩するからって、とっとと家に帰っちゃうやつだった」

と言われます。片手に3匹ずつ綱を持って散歩する姿は、近所でもよく知られていました。(笑)
シェルティーのフィリップ君だけは、いじめられるので一匹で散歩させていました。
この子は、僕の責任で悲しい死に方をさせてしまいました。
アメリカへ行ってからは世話できなくなりましたが、あるとき道ばたで毒入りの何かを食べてしまったらしく、1週間くらいの間に5匹が亡くなりました。最後に一緒にいられなかったのは辛かったけど、一緒にいたら気が変になっていたかもしれません。

最後に残った、用水に落ちていた子は、僕が一時帰国した翌朝に亡くなりました。
僕を待っていたようで、悲しい反面、うれしかったです。最後をみられてよかった。

犬も長生きするので、そっぴくんが大学生にでもなったら僕らが世話をしなければなくなる日が来るとは思います。その時まで犬を世話し続ける覚悟があるかどうか、それがそっぴくんが犬を飼えるか飼えないかの判断基準になりますね。

その時、が来たら、僕は保健所へそっぴくんと行こうと考えています。
そこで出会う犬たちのうち、一匹か一頭が我が家の子になります。
ペットショップには行きません。ペットショップに何か意見があるわけでもないですが。(笑)

それまでに、そっぴくんがかわいそうな犬を助けたいと言ってくれる優しい子どもになるように教えていきたいです。

それにしても、捨て犬が減ったなぁ。
捨て犬見たら、絶対連れて帰ってきてしまうなぁ。 (^_^;)

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