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ねむの木、さようなら

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梅雨時は庭の手入れができないため、雑草がスネの辺りまで伸びてしまいました。

なんだか、手入れの悪いお宅に見えます。

リビングから見ながら、あまりのみっともなさに、早く手入れしたいなぁと話していたところ、日曜日、イイ天気じゃないですか。大きい方の庭にタープを張り、テントを張ってそっぴくんに邪魔されないよう、遊び場を確保。
僕は、早速小さい方の庭から手をつけ、高くなりすぎたケヤキを切り・・・・そこまで行って、

げげ! イラガの幼虫! (緑のとげとげのヤツ)

そこからは、毛虫退治になってしまいました。
見回すと、ジューンベリーの葉の裏に

びっしり。   おぞましい。

殺虫剤を吹きまくって退治していたところ、妻が、

「ねむの木、もうあきらめない?」

と耳を疑うようなことを言い出しました。僕の一番気に入っている木なのです。なんでそんなこと言うんだろうと、よく見てみると、木が完全に病気になっていました。

白い粉を吹いて、木全体がサビのような色になって、細かい葉が歯抜け状に落ち、残った葉も黄色く変色しています。

夜しか見ないので、気が付かなかった!
なんだ、この有様は!

でも、なぜかこの木は毎年こうなってしまうし、蜜を含んだ粉を飛ばすため、リビングがベタベタになってしまっているのです。仕方がない、確かにあきらめどきかも。

のこぎりでばっさり切り倒しました。 (T_T)

切り倒した後で、斧を使って枝を落としていると、なんだか雨が降ってきてしまいました。

・・・・ でも、雨粒が見えません。
なのに、あたまの辺りで

ぷつぷつ・・・ と。

よ?く見てみると、作業服の上に、一ミリくらいの黄緑色の虫が、

びっしり!! (◎o◎)
おぞましい?!!!

雨粒だと思っていたのは、全て虫!
髪の中まで入り込んで、そこで

ぴちぷちぱち

とはね回っているのです。 ぞぞぞ。
妻に払ってもらい、大急ぎで仕事を済ませ、シャワーに飛び込みました。

後で聞いてみると、あの木は病気になっていて、先ほどの小さな虫が茎や葉に

びっしり

と大量発生していたらしいのです。

気に入っていた木だったけど、ウチの環境には合わなかった、というか、手入れができない以上世話をすることは難しい種類の木だったようです。

処分はとても残念でしたが、あの虫たちのおぞましい感覚が残って・・・・。
じんましんまで出てしまいました。 (T_T)

ねむの木、手入れできなくて申し訳なかったです。
すまぬ。

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