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年末年始は本を山ほど読む

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年末年始は方々の図書館から本を山ほど借りてきて読もうと思っています。
一つの図書館から5冊しか借りられないのです。

僕は昔から本を買ったり借りたりするときとても緊張します。(笑)
同様にレンタルビデオでもそうです。

なぜかといえば、読書や映画というのは

一定の時間その本に自分の人生の一部を明け渡す

行為だと考えているからです。つまらない本に時間は割きたくないけど、面白い本は何度も読みます。映画も同様に。だからこそ、自分たちが製品を作るときは、お客様の時間を浪費させないようにするため、とても緊張しながら悩み抜くことになります。

この頃は、自分の反対意見を唱える方が書いた本を積極的に読むことで、視野が狭くなるのを防ごうという努力をしています。

すると、読んでいてとても不愉快になってきてしまうこともあるわけです。

自分と価値観を同じにする人の本ばかりを読んでいては、新しい知識の吸収ではなく、自分の考えの確認にしかなりませんから、これもムダの一つ。だから、自己啓発書みたいなものはほとんど読まなくなりました。

やらなければならないことは分かっている。
問題は、自分がやるかやらないかです。
解決方法は、行動に移すことだけ。

一方で、異なる価値観の方の本は、不愉快だから読むのを止めるという判断基準では意味がありません。かといって、この本を読み進めることが本当に自分のためになるのか悩んでしまうこともあります。

ただ嫌いだから、というのは本を置く理由としてふさわしくありません。
全く理解できないから読まないということもよくない。

でも、分からないから読む時間ももったいない。

これ、どこに解決があるのかと悩んでいたら、わかりました。

僕自身の視野が既に狭くなってしまっていることが原因なのです。
つまり、別世界の方の思考を吟味するための経験値が低すぎるわけです。
だから、全部読めばいいんです。(笑)

そうしているうちに目が肥えて、どれを読むべきかがハッキリしてくることでしょう。

ということで、年末年始は読書の鬼です。
息子が読ませてくれればの話ですが。(笑)

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