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人間の感情とケミカル

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人間の感情というのは、脳内のケミカル(化学物質)の組み合わせの結果だそうです。

脳内の化学物質を全て見つけて、その組み合わせと感情の関連を調べていけば、人間の感情のメカニズムが近い将来解明されるとか。

素人としてはケミカルの組み合わせに加え、それぞれの量的な関係もあり、

A+B

というわけにはいかず、

Aが32 + Bが11.694

とかいう組み合わせはないのかな?とか思うわけです。
無限の組み合わせに対して、本当に解明が近い将来訪れるのかという興味は尽きません。

ところが、ひょっとすると意外に近いうちに解明されるのかもと思うこともあります。

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「幼児化する日本社会:拝金主義と反知性主義」 榊原英資著
ISBN978-4-492-39485-4

この本を昨日読んだのですが、今の日本人の思考がとても幼児化しているという話。

白か黒か
「ズバリ!こうです」
答えの無いことを我慢できない
反対意見の存在を許せない

メディアやITが先導するこういった風潮の中で、日本人の知性がどんどん衰えているという主張です。

人の感情は複雑ですが、感情の2極化が極まってデジタルのように単純化されたとき、

人間の感情は原始的になり解明されやすくなる

そんなこともあるかもしれません。
複雑だったものを退化させてシンプルにできれば、科学としてこれほど都合の良いことはありません。

人間の存在そのものを社会が退化させる。
その退化は進化の何倍ものスピードで起きる。
作るのは難しいけど、壊すのはとても簡単なのです。
そうして、退化した脳をモデルに人間の感情が解明されます。

でも、そうなったときはヒューマニティーの終わりです。
壊すことで難しいのはその後始末。
ビルを一瞬で破壊しても、その瓦礫掃除に何ヶ月もかかるようなものです。

最近は、

子供を産み授かる

ということに対して、こういうコメントをする人がいるそうです。

「自分の遺伝子を残す」

どこかの映画のシナリオか、「リング」とか「らせん」に感化されたのかもしれませんが、人間の繋がりを「自分の遺伝子」レベルで考えると、なんだかとても命が軽く感じます。知的なようで、とても残酷で非人間的な言い方に聞こえます。(僕は鈴木光司さんの大ファンです)

命をそんな風に見るようになってしまった(命の概念が壊れてしまった)、その後始末がこれから様々な問題として出てくることでしょう。

遺伝子なんてのが解明されて、これで人間でも何でも作れるぞ!という、命に対しての概念が変わり安っぽいものになってしまいました。

今度は“感情”が標的です。

人の感情が解明されたら、人間はもっともっと安っぽくなる。おそらく解明の仕組みはエンターテイメントやゲームのようなモノに即時応用されて、

人の感情

を数値化して笑うようなバラエティーが出てくることは容易に予想できる。

そんなことで良いのかなと思うわけです。
人間の感情なんて解明されない方がいい。

でも、絶対に止まりません、だって「できる」と思ったことは何でも実行に移す世の中なんです。
倫理的にブレーキをかけなければならないことでも、必ず抜け駆けするヤツがいる限り、

だったら自分が一番にやった方が得!

ひょっとしたら科学者が一番単純なのかも。(笑)

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