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物に対する執着

先日、不要な本を買い取ってもらいました。
随分前から売ろう売ろうと思っていて、その横からどんどんたまっていくので、持って行くのがおっくうになってしまっていました。なので、電話して取りに来てもらいました。

ありがたい

しかも、新品みたいな本しか取ってくれないと思っていたら、ほとんど持って行ってくれました。
ダメだったのはCDでした。
僕の持っていたのがほとんど輸入盤だったから??
買い取り基準がよく分からないので何とも言えませんが。

僕は子どもに、無駄な物は買わないように躾けると同時に、不要なものは捨てる習慣をつけさせたいです。

もちろん、物は大切にするのが当たり前。

でも、CD、レコード、本、模型等々、なんでも集める、増える。

二度と見ないものも、大事に取ってある。

そんな物を家の二階の“書斎”にため込んでいる友人もいるけど、

耐震とか言う前に、二階軽くしろ!

と言っています。
売れる物は売ってしまうし、不要なものは捨てる。
ただし、捨てるときに声に出して、

「長い間ありがとう」

と言うし、言わせるようにしています。
茶番臭いけど、声に出すのと出さないのとでは大きな違いだと思うからです。
人間には、

自分のモノになったら価値が上がる

という心理があって、買ったら手放せない。

着ない服でも、大事にクロゼットに入れておく、再生機のないVHSも大事に取ってある。
服なんか古い服は流行が終わって、あまりにも時代遅れというものもあるし、VHSなんて邪魔なだけ。

でも、捨てられないという変な執着を捨てて

まず、不要な物は買わない
不要になったら捨てる

そうして、すっきりさっぱりで生きていけたらいいです。
実は、僕には昔、物が捨てられない癖があって、それはそれは酷かったです。

今でも覚えているのは、小学校の修学旅行。
最初の昼ご飯だけ弁当を持って行く必要があって、身軽になれるようにと捨てられる折り詰めに入れられていたのに、そのパッケージが捨てられない。

僕が家から持ってきたものを、旅先で捨てたら折り詰めが悲しむんじゃないか?

と、本気で考えて、結局家まで持って帰って、

「なんでこんな物持って帰ってきたの?」

と言われるしまつ。
何にも捨てられなくて、整理がつかないし、物の価値感覚が混乱してしまった経験があるんです。
それ同じ感覚を、息子には持ってほしくないです。

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