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書籍:チャイナ・フリー

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物を買いに行き、商品の産地を見ると

Made in China

が多いです。
その事に少々嫌気が差したアメリカ人女性が

一年間 中国製品を一切買わない

というボイコットをやってみることに決定し、夫・息子・娘の反対を受けながらどんな生活になったのか、その体験記

チャイナ・フリー

を読みました。
僕も中国製の多さに、怖いような気持ちになっていたのでとても興味をそそられました。

どうも中国製品または、中国部品までを今の人類から排除することは不可能なようです。これは、農薬一切使用しない野菜を食べてるつもりでも、地球的に言えば既に汚染されていないところはないわけで、

比較的少ない使用量

という程度にしか“無農薬”はあり得ないのと似ています。
ただ、中国製の品質が悪かったのは昔の話で、今ではかなり品質の高い物を作るようになっているらしい。

僕のパソコンの一部も、マウスも机も、マスクも、ペンも何もかも中国製。
100円ショップは、中国の代理店みたいなものだし
ディスカウントストアも同様

世界の製造業は総崩れ・・・

中国も豊かになるかといえば、それは一部のことで。
この問題に関しての知識が少なすぎて何も正確なことは言えないんだけど、この本を読んで真っ先に感じたことは、意外にもそんな製造業の未来の話ではありませんでした。

昔は、東京と地方の差がありました。
でも、今は日本とアメリカの差もないんだなと。

世界の生産工場がほぼ中国だけになることで感じたのは、

世界の文化も均一化していくんだという、つまらなさでした。

だって出所がいっしょなんだもん。
給食センターから、各学校に給食が配達されてくる地区では、小中学校の差はあっても、給食自体はみんな一緒。それに似ている。

地球儀の中国が給食センターに見えてきます。