トム・ソーヤーの冒険DVD
を図書館で借りてきました。
その中に、
「命のもと」
という、寿命をのばし、病気にならないインチキ水を売り歩いている二人組が出てくるエピソードがあります。130年ほど前に書かれた話ですが、今でも世の中はほとんど変わりません。
西に痩せるクスリがあれば買いに行き
東に金儲けの虎の巻があれば買いに行く
当時の病気の原因は、今のような肥満などではなく、衛生面での原因が主だったのではないかと予想できるので、なかなか改善は難しかったのではないかと思うのです。
今は、健康になろうと思えば、
タバコをやめる
ダイエットをする
運動をする
といった方法で解決できる可能性もあるわけですが、面倒なことはやらないわけです。くどいようですが、僕もそこに気付いていながら、実行するまでに何年も費やしました。(^_^;)
命のもと(命の水)
も去ることながら、見ていてもう一つ勉強になりました。
このインチキ薬売り、商売もキッチリやっているのです。
出かけていって
デモを見せ(“120歳”だと主張する爺さんを連れていく)
チラシを配って宣伝する(トムが配らされる)
今は一番最初の出かけていくところがネットに置き換えられ、お客さん自らが探して見つけてくれることもあります。
“デモ”を見せるところは、意外にハードルが高い。
クスリの効能をまとめて
お客さんに伝わりやすいプレゼンテーションを作る
もっと分かりやすく、インチキ120歳を連れていく
という“準備”が必要です。
これをやってのけるという点が、偉いなぁと思うのです。(インチキ薬を褒めてるわけではないですよ。念のため)
なぜか、インチキ商売とか後ろ指を指される企業の方が
熱心に宣伝をし
正直を旗印にしている企業は、
宣伝が下手。
インチキ商売の方が、お客さんの潜在的なニーズを知り尽くして、そこを利用する。タチが悪いけど、上手いなぁと認めざるを得ないです。
最後に、インチキと正直の見分け方。
インチキは、キリの良いところでトンズラします。
これも「トム・ソーヤーの冒険」に描かれています。
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