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公共プールが廃止になって

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我が家の近所にあった、町営のプールが廃止になって、半年ほど。
水泳を教えてやろうと思っていたのに、がっかり。

町営プールが廃止になった理由は、言わずもがな。

予算

です。
運営が厳しかったから、メンテナンスもできない状態。

でもね、一度でも使ったことがある人なら、これは納得いく状態だと思います。
言いたくはないけど、あの使われ方では、絶対に運営費用がまかなえないです。

実名で書くものとして、これは言いにくいけど、町営プールを廃止に追い込んだ人達は、意外にも

毎日利用していた人達

かもしれないのです。
僕が引っ越してきて利用を始めて、

「よし!週に2回くらい通おう!」

と心に決めたものの、一回行ってうんざり・・・。

お年寄りの多いこと多いこと。

お年寄りの利用が悪いわけじゃないですよ。念のため。
文面から読み取ってくださいね。
とにかく、このプール

泳ぐことができないのです。

プールは、コースによって利用方法が分けてあります。

1・2コース、自由
3・4コース、片道直線泳ぎ
5コース、往復泳ぎ
6コース、教室用など

僕は水泳が得意なので、5コースで泳ぎたい。
ぐるぐる回って、2キロは泳ぎたいところでした。

ところが、そこにはいつ行ってもおばあちゃんがいます。

漂うように、ぷかぷか

泳いでいます・・・というより、浮かんでいます。
コースの真ん中を。

一瞬で追いついてしまうし、抜かすと危険なので、隣の片道直線のコースへ・・・と思って隣を見てみても、同様の状態でした。

だから、泳げない。

体力づくりの人と
体力維持の人

同じコースで泳ぐのは、非常に困難なんです。
僕らまだ若い世代は、体力づくり。
だから、パワースイミング。
おばあちゃんたちは、体力維持。
だから、スロースイミング。
世代によって、目的が違う。

この分け方でコースを作らなきゃ、全く利用価値が出ません。

だから、若い利用者はいなくなり、高齢者が幅をきかせるようになってしまいます。困ったことに、

高齢者は特別価格・・・

僕らは数倍を払ってでも使いたい。
運営費なんて、出るわけないでしょう。

どちらを優遇というわけではなく、どちらも楽しく使えるような場所にしなければ公共のプールは

間違いなく採算合いません。

もう一ついうと、健康という面では、今の高齢者の方々は非常に条件が良いです。世代が若くなるにつれ、

若年での健康問題が出てきやすい

日本はそういう国です。
だから、若い世代を鍛えておかないと、僕らが歳を取ったとき、

今の高齢者より若い年代で、
今の高齢者と同じ身体的問題を抱える

間違いなくそうなります。
今でさえ大問題の医療費は、僕らが年取ったときには比較にならないほどの大大大大大問題になります。
それに、今の子供達って、

30代後半で、足腰ダメになるんじゃないですか?

そういう未来を見て、何のためのスポーツ施設か、目的をハッキリしないとレクリエーションで終わってしまいます。

そして、今の社会は、レクリエーションにお金を出す許容力を失ってます。

大問題だね、これは。
プール廃止、残念だなぁ。

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