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純粋だからこそ

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朝食時に、あるニュースについての話をしていました。

硫黄島を

いおうとう と読むか、
いおうじま と読むか?

僕の子供の頃は、“いおうとう”と読んでいました。

別に戦争が好きとか嫌いとかそういうものではなく、戦艦大和や零戦などを始め日本の戦争についての本をよく読んでいたので覚えています。

それがいつ日からか、

いおうじま

と呼ばれていて、

「あ、僕、いつのまに間違っちゃった???」

と思っていました。別に調べるということもなかったので、そのまま今にいたるわけです。今月18日、国土地理院が呼称を本来の「いおうとう」に戻すと発表したそうです。

すると、妙な所から反対が入った

アメリカです。

いままで歴史にもいおうじまと書いてきたから、これからもそうじゃないと困ると言う。日本が歴史を書き換えたということまで言い出しているとか。

これはお手つきです。

最近、日本国内でも市町村合併で数々の歴史ある名前が消えました。

外国からのそんな横槍に付き合っていられません。

だったら、

ジャパンと呼ぶな。

にほん(にっぽん)と呼べ! 

こちらは日本語が分からない人達のために、わざわざ言葉まで覚えて話してあげているのに、厚かましいにも程があります。礼儀をわきまえてほしいものです。(余談:僕はいつもアメリカ人と話す時には、そう言っています。「わざわざ話してやってるんだから、ちょっと間違えたくらいでごちゃごちゃ言うな」と)

それで、話はお終いではなく、僕らが

「アメリカは相変わらず言いたいこといってるよね」

と話していると、息子が、

「アメリカのワガママこぞう?!」

とか意味もなく騒ぎ出しました。
英語が事業の中心とはいえ、親米家に育てるつもりは一切ないです。
UNTAMEDは、平等・対等・それ以上を標榜しているので。
しかし、意味もなく反米になる必要もありません。

純粋だからこそ、親が言ってることは絶対に正しいと思ってしまう。
子供が言葉を獲得したら(その前もですが)、親は言動に気をつけなければなりません。

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