先日、温泉旅行へ行った夜、露天風呂から上がって、そっぴくんと部屋へ戻る廊下で、

カラオケバー

の扉が開いていて、中で程よく酔っぱらったおじさん、おばさんが歌っていました。何の歌だか全く知らないけど、韓国語がちらほら入っているような感じ。

歌の題名はどうでも良いとして、面白かったのはそっぴくんの反応です。

ボウズはカラオケというものを知らない。(笑)

僕も妻もカラオケは一切やらないので、なぜその辺のおじさん達がテレビ画像を見ながら大声を張り上げて、下手な歌を楽しそうに歌っているのか？

考えてみれば、おかしな話です。

僕が冗談で、

「中に行って、歌ってこれば？」

と、「いやだぁ！」と言われることを予想して言ってみたところ、

「え？行っても良いの？」

顔がパッと輝くので、どんな反応するんだろうと興味が出てきて「いいよ、別に」と言いました。

子供浴衣ですたすたと薄暗いバーの中に入っていき、クチの前で手をグーにして、マイクを持つ振りをして、腰をゆらしながら、

覚えたての平仮名だけを、テレビ画面から読み取って勝手に歌い出しました。(笑)

チラッと覗くと、中には店の人も居て、ポカンとそっぴくんの事をながめています。気付いたそっぴくんは、店の人達に向かって歌いながら大きく手を振りました。

おばさん達、大喜び。(笑)

僕のほうが恥ずかしくなってきて、「そろそろ行こうか」と声をかけると、さらに大きく手を振って

さようならぁ！

お店の人もお客さんも、そっぴくんに手を振ってくれました。

これ、僕には絶対出来ません。
やれと言われても出来ません。(笑)

子供ってのは、親が躾けるから親の行動と似てくるのだと思ったら、実は違うようです。あるところまで到達すると、

自我というものがでてきて、立派に
というか勝手に成長するみたいです。(笑)

・・・正直なところ、なんか羨ましい。(^_^;)