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普通の人も結構冷血

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冷血人間

凶悪犯みたいなヤツから、自分のことばかり考えているヤツまでいろいろあります。

この人達に、他人に同情する心って本当に無いのか?

よく聞くのは、自分の生い立ちを恨んで、挙げ句に世の中を恨んだというエピソードです。ということは、この人達には、

同情心

ってのはあるのかもしれません。
自分の生い立ちを恨むというのは、どこかに

過去の自分への同情

っていう、一種の自己愛があります。
自己愛なんだけど、その対象は子供であったころの自分です。

オレってなんてかわいそうなんだ!

同情心が常に自分にしか向かないのは、この人物の弱点ですけど、周囲が子どものうちからアプローチしていたら、状況はもっと変わったのかもしれません。

昔は、近所の大人が、不良だろうが誰だろうが、からかったり、言葉巧みにアタマの中を混ぜっ返したりするうち、子ども達が大人への親近感を持つようになっていきました。

でも、今は挨拶すら教えない親が多くて、交流しようがない。

結果的に、大きな爆弾を社会が抱えていっているように感じます。

世の中が信じられない。
他人が信じられない。
自分はかわいそう。
他人は恵まれている。

そいういう考えに悶々としていながら、実際に社会がそれほど悪いモノではないということを発見する機会も持てない。

親として、自分の子供が社会と関わりを持てるか持てないか、ということはとっても大きな問題です。

でも、実は一番怖いのは、子供の頃から単なるワガママで、甘やかされて、自分は一番っていうエゴの塊みたいな性格で、

他人をねじ伏せること

に快感を覚える人です。
しかもそういう人は、過去の自分への同情心も、哀れみもなにもない、特に不自由のない家庭にそだった人達の中にいるのです。

あるのは利己的な考えだけ

細かく周囲の人を傷つけていく。
致命傷にならなくても、相手の心にイヤな思いを残させていくわけです。

こんな人、2・3人、簡単にあたまに浮かんできませんか?

そのタイプの人を判別するには、

「何々させてやった」
「謝らせた」

という “使役” の言葉を好むかどうかです。
何度も言いますが、このタイプは、

普通の人
犯罪者ではない人達

です。でも、悪い奴らです。

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