養老孟司さんが、
今は少子化ではなく、少親化が問題だ
と言っていたのをきいて、上手いことをいうと思いました。
昨日のネットニュースを見ていて、
シャア専用携帯 10万円
ふ?ん、と普通に見ていますが、シャアなんて僕らが小学生のころのオモチャです。当時の大人は子供のアニメなんかに全く興味を示さなかった(少なくとも見た目だけでも)のに、僕ら世代は
オモチャを消費している
わけです。
子供と同じオモチャで遊び、大人が子供と同じモノを欲しがるので、
大人が欲しいとき = 子供がモノを得るとき
に近くなり、おねだりというのはあくまでも、
追加注文
ということになってくるわけです。
ちょっと外に出ると、おばちゃんがDSをやっていたりするし、ネットを見れば、オモチャは今や子供のモノではなくて、大人が率先して買う物。
話題のものをいち早く買って、ネットで自慢して、オークションで売る
そういうことに心血注いでいる大人が増えています。
欲しいか欲しくないかではなく、ただ自慢したい。
それで、優越感を感じることができるそうです。
買うことなんて、誰でもできるのに何が自慢なんだろうと思います。
DSのテレビアンテナは、大人が買いあさって出荷前からオークションで定価以上の価格がついているとか。本気で消費者を守るなら、一次の出荷前に二次出荷分から2000円くらい価格を下げてやると、あざとい転売屋さん達をギャフンと言わせられるのですが、それも普通の顧客に迷惑がかかるから無理ですね。(笑)
あまり堅苦しいことばかりの大人(僕?(笑))に育てられる子供(息子か)もつまらないと思いますが、我慢を知らずに大きくなる子供達がふえるのも困ったものです。
最近は、大人と子供の欲しがるものが近く、というより均一化してきたために、ビジネスの世界では、
目が肥えた子供
をターゲットにした商品開発をしているそうです。
それは品質とともに、オモチャの単価が高くなっていくことに繋がるわけです。
ただし、子供達の目がどんなに肥えても変わらないものは、
人間そのものの性質
です。つまり、“飽き”というものは子供の持ち味ですから、捨てられる高価なものが増える。
逆上がりになってしまいますが、
子供が飽きたものを大人が中古として消費する
というような妙な逆転現象も起きます。
子供が見知らぬ大人からネットで中古取引を持ちかけられて、
「□□を高く買ってあげるよ。○○で待ち合わせしよう」
子供の立場から言えば、出会い系(売春や性犯罪の危険)ではないからガードが下がっています。
容易に犯罪行為に繋がる可能性がある。
大人と子供の価値観が同じになれば、もはや狩り場(どぎつい言葉で申し訳ない)は、出会い系でなくてもいいわけです。
消費者動向を伺いなら、売れるものをつくる。
そして、それが二次利用でどう使われようが関係ない。
会社としては、収益が上がればいいのだ。
マーケティング的に言えばとても正攻法的ではあるのですが、どうしても犠牲にしてはいけない部分はどんな世界にも存在するのではないかと思います。
ゲームが悪だというつもりはないし、暴力ゲームが凶悪事件に直結しているというのは安直な意見だと思うけど、
大人が大人らしくない
ということに関して、それから、
子供が子供らしくない
ということに関しては、どうしても疑問を持ってしまいます。
その疑問をどんな形で感じるかと言えば、
違和感
に他ならないのです。
今、世の中に触れて“違和感”を感じること、色々あります。
怖いのは、人間はその“違和感”にもすぐに慣れてしまうことです。
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