ショッピングセンターへ行って、フードコートで昼食をとりました。
ちょうど隣の席に、祖父・孫二人(お姉ちゃんと、弟)が座りました。
お姉ちゃんは幼稚園の年中さんくらい、弟は年少さんくらいかな。
おじいさんがラーメンを持ってきて、弟の前に置き、その子は一人で食べ始めました。
お姉ちゃんの方は、優しい感じの子で紙コップでジュースを飲んでいました。
おじいさんは、何も食べない。
すると、弟がおじいさんに「このラーメンは熱いのか?」と聞き、おじいさんは「そんなに熱くない」と答えました。
でも、子どもには熱かったようで、その子はラーメンを唇に付けた途端、持っていたフォークをスープの中にたたき込んで、
「じいちゃんのバカ野郎?!」
と良いながら、ゲンコツで殴りかかるのです。で、じいさんの方は赤ちゃん口調でなだめようとしているんですが、全く子どもはひるまない。お姉ちゃんは、笑顔を浮かべたまま傍観。
その後、男の子は片足を椅子に乗せ、もう片方の足をだらりと下げた格好でラーメンを食べていました。
ところが、3口ほど食べたところで、
「じいちゃん、ラーメンもういらん。ハンバーガー買ってきて!」
と言いました。ここで、「何を言っているんだ。ラーメンを食べたいと言ったんだから、ちゃんと食べなさい!」とおじいさんは言うべき所を、ハンバーガー屋の方をチラッと見て、
「あんなに行列つくってるから、じいちゃん行きたくないよ」
といいました。そうじゃないでしょ、全く。
で、僕ちゃんの方は、
「買って、買って、買って、買って!」
を連発。行列に並ぶのは孫がうるさいのよりイヤなようで、じいさんの腰は重かったです。
でも、そこで終わらない。買ってもらえるように、わがままを言い続けています。
見るに見かねたお姉ちゃんが、電話を取りだして言った言葉は、
「お母さんに電話するよ!」
でした。 (^_^;)
すると、弟君は、「だめだめだめ?!」とじたばたし始める。
でもお姉ちゃんが手を止めないと見るやいなや、持っていたフォークでラーメンスープの中に浮いている麺をザクザク突き刺すような行動を始めました。
さすがにスープが周囲に飛ぶので、じいさんが孫の手を止めましたが、制止されなけれは器をひっくり返していたに違いありません。
すげ?わがまま。
どうやって育ってくると、3歳やそこらであそこまでわがままになれるのやら。
公衆の場でこれだから、家ではどんな具合なのか、とっても興味があります。
この子のわがままの原因は、じいさん始め、周囲の大人達の的はずれなわがままのいなし方にあるのは間違いない。
しっかりとした理由ではなく、ポイントのずれた理由で、子どもの要求を拒否し続けると、いつか相手の方が巧みに言葉尻をとらえるようになって、墓穴を掘ることになります。このハンバーガーの例で言えば、行列がなくなったら、
「行ってこい」
と言うでしょう。
教える時は、しっかりと筋の通った理由と共に教えるべきです。
筋がないのであれば、自分の方針が間違っているのかもしれません。
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