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雨の日に気になること

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僕のもう一つの仕事の関係上、建築はとても身近な業界です。

雨が降ると、建築中の現場がすごく気になります。

なぜって、材木がむき出しの現場が雨に濡れているのが、いたたまれないのです。僕がお付き合いしている会社は、社長の方針が徹底していて、

「絶対に現場はぬらしてはいけない」

と、建前からサイディングを貼る寸前の“胴縁”というものを取り付けるまで、ブルーのシートで全面を覆い尽くします。実際聞いてみると、

「木の表面は濡れても大丈夫」

なのだとか。でも、

木口

と呼ばれる切断面や、ホゾのような木を組み合わせるために彫りこんだ所は、スポンジみたいに水を吸ってしまうので、ぬらしてはいけないそうです。つまり、害がある。

車で走っていると、建築現場があって、酷いところは見るからに材木が水を吸って、色濃くなっていることもあります。これって、良い家をつくろうという姿勢ではありません。

建築現場は、知ってみていても分からないことだらけ。
自分の目の前でインチキがなされていても気付かないことがほとんどです。

でも、素人でも絶対的に

「この会社は大丈夫/ダメだ」

という判断基準として持っていた方が良いのは、その企業の姿勢です。

特に現場をいたわっているか?
つくっている家に対しての愛情を感じるか?

という所は大きなポイントです。

つまり、現場をキレイに保っているかどうか、雨に濡れても平気かどうか、そういった人間的なところで企業の善し悪しが分かります。

皆さん家を建てる前に構造見学会とか色々行くと思います。
どんなに雑誌や本で勉強しても、現場を目の前にしてその善し悪しを判断できる知識と眼力を得ることは難しいでしょう。

ですから、もしめぼしい工務店が見つかったら、その現場に雨の日に行ってみてください。
現場が雨に濡れたまま、または材料が雨に濡れたままだったら、ちょっと考えものです。

工務店選びって、本当に難しいけど、

手間を惜しまないかどうか?

という点で見てみてください。
手間暇かけている会社は、やっぱり良いです。

価格が高くなるんじゃない?

と思うのであれば、こうやって考えてみてください。

そもそも、手抜きをすれば価格は下がります。手抜きとは、必然を省くことです。
手間暇かけるのが “必然” だとしたら、その必然を削れば価格は下がります。

つまり、手間暇をかけている会社の家は、正しい家づくりの “適正価格” だということです。
単純に、高級建築という場合を除いてですよ。あくまでも一般的な建築の場合。

ウチから少し行ったところの現場が土砂降りの雨に濡れています。
かわいそうだなぁ・・・・。 (家とお施主さんがね)