日本の犬 ISBN-13: 978-4894444935
という本を読みました。というか、見ました。
ほとんど全編、写真のみ。
僕が初めて犬を飼ったのは、中学一年生の時です。
白い柴犬(しばけん)でした。
近所の床屋がブリーダーをやってて、白が不人気だったこともあり
5000円
でした。
それはいいとして。(笑)
この本を見ていると、日本の犬って知性があると思いました。
でも、その知性はIT業界にコピーペーストで並べたみたいに、うじゃうじゃいる、
横長のフレームの眼鏡をかけて、ツンとすました、ちょっと気どった知性
ではなくて、
なにかをじっと我慢しています
という、優しさのある知性。
例えば、何度教えても飲み込みの悪い弟子を前にして、自分の我慢も限界に達しつつあるのに、
じっとこらえて見ているような
そんな感じ。
この本にはそんな、渋い顔した犬たちがいっぱいいます。
外国の犬は、どこか
ごしゅじんたまぁん?
という甘えを感じるけど、日本の犬には、
「あなたも主人として恥じない行動をとれるようになりなさい」
と、哲学者ばりの、説得力を感じます。
外国犬の、“甘えてもらえる” 癒しではなくて、飼い主自身が犬に
見守られているという癒し
が日本の犬にはあるみたいです。
で、親である自分とだぶるわけです。
僕は息子の目からみて、見守ってくれているという癒しを与えているのか?
全然違います。
僕の眉間のしわは、恥ずかしながら
腹立ち いらだち
が原因です。
柴犬みたいな顔にならねば。 (^_^;)
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