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子どもに教える「偉い人」

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「あの人は偉い人だよ」

という言葉、僕は子どもには二つに分けて教えています。一般的には、

偉い人 = 何らかの地位にいる人

というイメージですが、これだけでは僕が教えたい偉い人には当てはまりません。偉い人とは、

地位に見合った責任を自覚して、全てに責任を取ることができる人(できた人)

です。一般的に地位だけで “偉い人” とされる人達は 、ウチでは

「責任の重い人」

と教えています。政治家とか、役員で あること はちっとも偉くないのです。
誰かに対して負っている責任の重さが、その人の地位なのだから、責任を全部他人に転嫁して、自分だけ利益を得て、少しでも自分の周囲だけは “不快要素” の介入を阻止しようと躍起になっているのは、単なる

地位が欲しいだけの小人物

であって、決して偉い人とは呼びません。

僕は 「偉い人」 という後ろ向きの響きが小さい頃から嫌いでした。大人が 「偉い人」 と言っていた裏に感じた、 “羨望” に卑屈な感じがしたのです。大切なことを忘れている言い方です。
ただ、ある人が立つ地位だけに対して

「あの人は偉い人なんだよ」

という教え方は、子ども達に

地位

というモノに対しての間違った認識を与えます。地位に一緒についてくる責任を果たしている人とそうでない人は分けなければなりません。言い方を変えると、世の中概ね

地位がある = 偉い人 と教えることに抵抗がある人ばかり

ということです。(笑)

偉い人とは、責任が重い人。
その責任を全て自分で受け止めて、

後ろに続く人達全員を命がけで守れる人

これこそが僕が息子に教えたい偉い人なのです。

僕は家庭で 「偉い父親」 になりたいですが、あまりに滅私ばかりでは恩着せがましくなるので、そのバランスも大切そうです。滅私は間違うと相手に対しての重荷になりますから。

と上手いこと言って、自分の責任を逃げているのかな。
これではいけません。(笑)

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