人間の体は不思議ないたずらをします。
例えば、毎日鏡を見ていてそれほど大きな変化を感じないので安心していると、ある日突然、

「げ、ジーンズがはけない！」

ということになる。これは男性女性関係なくあるようです。すると、多くの場合、

「昨日食べすぎたからかも」

と、比較的直近の食べ過ぎを反省したりします。

でも、実はこのときには、長い間に蓄積された贅肉が体についていて、既に“シリアスなダイエット”を必要としている状態にある場合が多いのです。

昨日食べすぎたからじゃないのです。
既に贅肉が体についていたのです。

でも、鏡で見るとあまり大した変化がないのです。

じゃあ、どこに贅肉はついていたの？

それは、体の後（裏）につくのです。なんたる意地悪！

横に肉がついたことに気付いた時には、すでに後に“かなり”ついたあと。
腿の後ろに肉がつき、足が太くなっている。

でも前から見るとそうでもない。
目の錯覚。

突然ジーンズがきつくなるのは、腿の後ろに贅肉が一層ずつ増えていき、それがお尻にも増え始め、

気付いたら、フロントが閉じない！

という状態になるようです。

このとき、多くの人は、

「腹に脂肪がついた」

と考えるようですが、もっと大変なことになっているのは、足。
特に、もものあたりのはずです。
それが証拠に、腹のあたりは若干にくがついているように見えるモノの、昨日とさほど変わらないはずです。

さらに悪あがきをして、

「ひょっとして、ジーンズ縮んだ？」

そうだと言ってあげたいですが、断じて違います。　(-_-)

足が、見えない後ろ方向に太ったのです。

数日のダイエットでは元のサイズに戻らないのは、こういう体のいたずらのためです。
こうなったら腹を決めて、体を動かし、締める方向でダイエットを行ってください。
食事制限だけでは解決できません。