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図書館を語学に活用する方法

中国語を始めたことは先日言いましたが、その前に去年の6月20日周辺から始めたイタリア語(詳しくはこちら:http://cobeat.sakura.ne.jp/untamed/blog/archives/145)、がかなり上達しました。(^_^)v

自分を律して、お金をかけず、人に習わず語学がどこまで習得できるのか、自分自身を実験台にして実験した結果です。

期間、9か月。
とりあえず初級を身につけるのに一年を要しませんでした。
使ったお金、5000円以下。
使った時間、隙間時間のほぼ全て。

実験は成功です。

実地体験をスイスの友人との会話で得ようと思ったものの、彼も忙しく世界中を飛び回っているため、ほとんどがメールと英語での会話。
悪くて、忙しい彼に先生をさせることができませんでした。
ということで、実体験はほとんどしないままイタリア語中級手前までのリスニング教材がバッチリ聴けるようになりました。

発話に若干時間がかかったり、語彙が足りない等の問題はありますが、それも今後の要強化ポイントがハッキリしているということで、克服は容易です。

英語教材を開発する者として、自分の語学学習方法が成果が出るものだと実証することができてうれしいです。

僕がどうやって初級イタリア語を勉強してきたか?

僕は、どれだけ安く言語の初級を身につけることができるかを自身で実験したかったので、お金を極力使わないという方針を打ち出しました。

結果、この買った本(CD)は、3冊のみ。

Harpercollins Italian Dictionary: Italian/English, English/Italian
辞書です。これがなければ始まりません。
二カ国語辞書で、イタリア語/英語・英語/イタリア語がひけます。これが確か1000円もしなかったはずです。ペーパーバック。英語。

Teach Yourself: Italian Conversation
唯一買ったCD教材。CD3枚付で、最後の一枚は驚いたことに会話を文字起こししたトランスクリプトがついていません。だから、聴けたか聴けないかを確認できないのです。すごく速いし。それで最初は

「うう?、厳しい。DIVE LAの発売当初のようだ・・・」

と思ったものの、全て聴けるようになりました。価格、たしか3000円くらい。英語版。

Italian Grammar (Barron’s Grammar Series)
これは、今年に入ってから買いました。そろそろどうしても文法を英語で確認しておきたくなったため購入。たしか800円くらい。英語。

全部で約5000円です。ただし、全て英語で書かれています。

これだけしか読んでいないわけではありません。ここからが表題の、

図書館活用方法

です。

とにかく、僕はこの図書館にある全てのイタリア語教材を読みました。
全てといっても、イタリア語はマイナーなので、全部で10冊あるかないか。

とにかく全て読みました。

場所によると思いますが、僕が通っている図書館はCD付教材はCDを貸してくれます。どういう方針か知りませんが、DVDは貸し出し不可です。

といっても、書籍についている付録CDは、ハッキリ言って

聴いていられません!
こんなものが聴けるかっ!

腹が立つほど。なぜなら、声の主が生きていないからです。役者でもないのに、マイクの前で、50歳くらいの女性が20歳くらいの日本人女性役をやってたりするのです。

どういうセンスしてるんでしょうか??
DIVE LAを見習ってください。
(笑)

ということで、CDは借りても借りなくてもどちらでも良い感じでした。2週間で読み切ることができない場合、お願いして何度も借り直しました。

とにかく全てを読む。
読む。
読む。
読む。

そうしている間に語彙は増えてくるし、自分で購入した唯一のCDセットも聴けるようになってきます。

さて、第二ラウンドの中国語(北京語・マンダリン)ですが、これも本を一冊買いました。日本語です。そして、別の本を今日図書館で借りてきました。ただし、僕が行っている図書館には中国語のテキストが少ないため、テキスト確保は難航しそうです。

中国語でもっとも大切なのは発音です。ほとんどの初級テキストの最初半分が発音に割かれているほど大切です。

なので、自分で買った中国語発音訓練用のCD付書籍(古本屋で800円(笑))が今後の愛読書になることは間違いありません。

英語なら、もっともっと教材やテキストは豊富です。
初級の英語なら、図書館と今皆さんが持っている教材

だけ

で習得が可能です。価格にしたら、5000円以下で大丈夫です。
教材の確保が難しくても、10000円も出せば初級は突破できます。

あとは、隙間時間をどれだけ英語に使うことが出来るか?
面倒がらずに、毎日ひたすら少しずつ続けることができるかどうか?
自分を律することができるかどうか?

にかかってきます。

本当に訓練や、教材が必要なのはその後です。(DIVE LAなど)
当社の教材が初心者向けでないのは、

基礎の英語(語学)はお金をかけなくても、ネイティブと話さなくても習得できる

からです。外国人と実際に話すのは、その後でも全然遅くありません。

僕がイタリア語で証明した通りです。

こんな記事もあります。

日本人の良くて悪いところ on July 28th, 2009

聴ける、聴ける!イタリア語! on April 14th, 2008

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