ファミリーレストランなどで、店員を呼びつけて
「これ、どうなっとるんや?謝らんかっ!」 (`、´メ)
と大声で怒る人をちらほら見ます。
ちらほら見るということは、結構居るということです。僕はファミリーレストランってあまり行かないですが、それでも見る。相手を少しでもイヤな気分にさせて、自分が優越感に浸りたいという、とてもさもしい人間のすることだと思います。
家族間でもそうですが、謝れ!というのが僕はとても嫌いです。
ごめんなさい
と人に頭を下げさせて解決する問題は一つもありません。
相手が勝手に謝る分にはしかたがないですけど。
家で息子を叱るとき。
息子は、
「ごめんなさい」
というので、謝ってほしいんではなく、叱られたことをもう繰り返すなと言いたいのだということを、こんこんと説明しているうちに、また
ごめんなさい
なのです。(笑)
夫婦間での口論・・・も多くはありませんが、謝る謝らないという話ではなくて、
誤解があるかないかを明確にすること
そこがスタートです。ほとんどは誤解が原因で、
カチン
ときたから、何となく歯車が合わなくなったということばかり。
ケンカすることではないし、相手をやりこめるのも無意味だし、謝るのも、謝らせるのも無意味です。
そもそも、謝らなければならないほど悪いことって、あまり多くはありません。
「売り言葉に買い言葉で、ごめん」
ということなら、お互い様なわけですから。
何かの授業で習いました。
人間は、精神レベルが低い、教養の低いところでは、
悪者を探せ!
という心理になるのだとか。
悪者を探して謝らせたところで、何の解決にもならないのです。
誤解があるなら、誤解を解き、相手に非があるのであれば、
その非をただす
それが目的のはずなんですが、心に余裕がなくなると、悪者探しが始まります。
悪者探しの影には、かならず
問題の本質
が隠れている。
だから、世の中が悪者探しを始めたときは、
本質を大衆の目から逸らそうという意図
を読み取って、冷静にならねばね。
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