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小さな子達も、ストレスに耐えてる

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朝起きたとき、珍しくそっぴくんが

「幼稚園に行きたくない」

と言いました。今までそんなことを言ったことがないので、焦って、でも何でもないことのように、

「なんかあったのか?」

と聞くと、どうやらこういう事のようです。
そっぴくんの幼稚園では、運動会でピアニカ隊という演目があります。
年長さんが、ピアニカを演奏しながらマスゲームのようなことをするのです。これが毎年、父兄に感動を呼んでいます。

今年はそっぴくんの番。

でも、聞くところによると、練習がとても厳しいらしい。
ありがたいことに先生達も必死。子ども達は、ピアニカの練習、隊列の練習、そして鼓笛隊になった子たちは、それぞれの楽器の練習を課されます。そっぴくんは鼓笛隊のシンバル担当。そして、これは幼稚園の伝統で、行進するときは膝を腹に着くほど上げ、ピアニカを空に刺すように上向けて歩くんです。

その膝の上げ方、ピアニカの上げ方が足りなくて、先生に叱られてしまったそうです。
今まで優しかった先生達が、鬼のように必死です。

その迫力に、途惑ってしまったらしい。(笑)

うれしいのは、それを隠さず僕らに報告してくれたこと。
子ども達も、少しずつ成長してくると外でストレスを溜めてきます。
大人も、ストレスが溜まっています。

それを発散させるのは家しかない。
家の中でケンカばかりだと、大人も子どもも居場所を失います。

僕ら親は、ストレスを溜めているのは親だけだと思ってしまったり、自分以外の人のストレスと比較して、重い軽いという順序付けをしてしまったりします。

その結果、機嫌が悪いと子どもに当たってしまったりする。
でも、その子どもも、既にストレスの洗礼を受けています。

大人になるための階段ですけどね。
こんなの、何歳になっても嫌なものです。

どうストレスと向き合うかは、親の態度次第、家庭のあり方次第で決まるんだなと思います。
大人としては、自分がまずストレスのコントロールをできるようにならなければ、ということです。

しかし、難しいよねぇ。大変だ。(笑)