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10の壁

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人間って、なぜかわざわざ自分に壁を設けようとしてしまうみたいです。

そっぴくんが縄跳びの練習をしていて、10回を目標に設定しました。
すると、10回飛んで、

11回!

と声がかかると失敗する。
この10回には何の根拠もないわけです。

でも、10回を超えると、全てが変わってしまったかのように失敗するのです。
しかも面白いほど。

でもそのうち10回の壁を越えると、次はなぜか

15回
20回
 :

キレイに増えていく数字、つまりキリの良いところでかならずつまずきます。
これは、良く言えば目標を超えたところで安心感が出る。
悪く言えば、「もうだめ」というあきらめが出る、ということのようです。

僕ら大人も、変なところで根拠のない

キリの良い数字

に振り回されてしまうところがあり、ここはよ?く気をつけたいところです。
僕は筋トレをするときは、

21回

とか、半端な数にするようにしています。途中も覚えておきやすい、

5の倍数
2の倍数

なんかで止めないで、とにかくわけの分からないところを設定します。

キリの良い数字

は、僕にとっては絶望の数字です。
ビクトル・フランクルが強制収容所の中の話を書いていました。

「クリスマスの日には解放される」

という希望を持っていた人は、年を越すことができなかったのだとか。
何の努力も伴わない、根拠のない期限をもうけると、

その日を超えたら、希望が絶望になる

のだそうです。

人から教えられました。
何でも楽しむ。
何でも笑っていなしてしまう。

これが本当の目標達成の態度なのだそうです。
その方が楽そうだよね。

なのに、なぜみんな苦しむのかなと。
人間の性というやつか。(笑)

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