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形には意味がある

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色々な道具の形には意味があるってことは、使ってみなければ分からないです。
形から作った人の愛情とか、経験なんかも見えてきます。

例えば、計量カップ。

単純に言えば、液体や粉の量をはかるためのコップなんだけど、これにも色々な形があります。上から目盛りが見えるもの、丸いもの、楕円のものなど、本当に色々。

僕も色々な種類のものを使ってきたけど、

絶対に計量カップはこうあるべき

という形があります。それは、

楕円

であること。
計量カップが楕円だとどんな良いことがあるのか?

液体の分量を量るとき、水面の揺れが速やかに安定するのです。

丸い計量カップで量ると、いつまで経っても水面が不安定なまま、正確な分量を量るためには待ち時間ができます。その点、楕円だと揺れの力が打ち消し合って、

ぴたっ

と止まります。だから、粉をはかることが多い人と、液体をはかることが多い人では利益をえる形が変わってきます。僕は、粉はスケールで、液体は計量カップで量るため

楕円派

です。(笑)

こんなこと端から見ているとどうでもいいんだろうけどね。
僕にとっては、水面が安定するのを待っている時間って結構じれったいんですよ。

上から分量が見えるカップも使ってみたいですが、洗いにくそうです。アイデア商品は、新しいものに慣れるまでの苦労は軽減してくれますが、慣れてしまうとどうでもいい機能をさも便利そうに言ってるだけのような気がします。

本当に定番になっていくアイデア商品って、凄くすくない。

切ったものがひっつかない穴あき包丁なんて、切ったもののカスが穴に残ったりするので、これが気になる。結局愛用しているのは、ふつ?の包丁です。

長い歴史の中で作られてきた形には必ず意味があって、遠回りした挙げ句にあるべき姿、使うべき道具に戻ってくるようになる。

そういうものです。

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