よく売れている
「部屋の 臭い取り」 ミスト
あのCMを見ていると、すごく不思議に思います。
家族でナベをやった次の日の“臭い”が気になるとか。
我が家は家の構造上、料理の匂いが家中に漂います。どこにいても匂うし、音も聞こえる。それは、家庭の匂いと音であって、決して
排除したいもの
ではありません。
以前、我が家の庭で高校の同級生とその家族が集まってバーベキューをやる予定の日に雨が降ってしまいました。子ども達は楽しみにしていたので、みんなにメールして、
「ホットプレートで焼き肉やるぞ!ホットプレートありったけもってこい!」
すると、「石川の家、新築なのに焼き肉なんてやっても大丈夫?」と心配してました。
「当たり前じゃん。バカかオマエ?(笑)」 ←同級生には礼儀が無くなるのです
何のための家?
僕は色んなことを楽しむことが出来れば、匂いなんて何にも気になりません。
壁が多少べとついたって別にいいです。
みんなで焼き肉をする楽しさのオマケです。残り香ってやつです。
我が家は今夜、魚を食べました。
当然魚を焼いた匂いがします。
おそらく他人がこの部屋に入ってきたら、魚臭いと言うことでしょう。
これが我が家の今夜の匂いであって、
「食べ終わったから、さっさとこの臭気を断ってしまいましょう! シュッシュ!」
という感覚は、すごく寒々とした感じがします。
このCM考えた人って、つめた?い家庭に暮らしているのか。(笑)
ただし、この製品自体は嫌いではなくて、タバコの臭いを消したり、気の利いた焼き肉屋では、レジ横にこのミストを置いて、電車などで
焼き肉食ってきました?!
と臭いを振りまきたくない女性客などに喜ばれているとか。
考えてみたら、東南アジアに旅行に行くと、空港からいきなり臭い。
車で移動しても、どこへ行っても臭い。
でも、これがその土地の臭いで、慣れてくると単なる臭気ではなくて、
果物や、食べ物などの匂いが混じった生活の匂い
であることが分かる。あまり臭いに敏感というか、過敏な社会ってどうなんだろう。
僕は、東南アジアみたいな匂いって活気の一つだと思うし、不快じゃない。
むしろ、それを隠そうとする芳香剤の匂いの方が不快です。
別にいいじゃない、新築の家に生活臭が残ってたって。
生きてる証拠です。