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自分の間違いを修正する

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こんな本を読みました。

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「HELP! キレる子どもたちの心の叫び」 青木和夫著 ISBN-4-323-07017-9

自分の方針と信念を持つことはとても大切なことです。
でも、気をつけなければならないのは、信念を判断のよりどころにすることより、

信念というのは曲げてはいけない

ということだけが強調されてしまうことです。

信念を持つことは大切で、それがふらふらしていてはいけない、それは確かです。でも、自分の信念を曲げることを嫌うだけでは、信念に取り憑かれた化け物になります。いつの間にか信念は

妄信

になり、周囲を苦しめます。

親は子どもの人生全てに責任があります。だから、子育てに信念を持つことは大切ですが、いつのまにか自分の信念が子どもを追い込んでいることもあります。

僕は厳しい父親でありたいと考えています。

だからこそ、海図を広げて常に自分が風や波の影響を受けて航路を外れていないかを検証しながら、間違いに対して早急に対処していく必要があると考えています。

嵐がひどければ、どこかに寄港することも必要のはずです。
寄港の理由は、天災としての嵐かもしれないし、そもそも嵐に突っ込んだのは自分の責任なのかもしれません。

間違いを認めることは、周囲を助けるはずです。
間違いがないのが理想ですが、当然そんなに上手くはいきません。

絶対にしてはいけないのは、信念という名を借りて、自分の間違いを認めないことです。
これは百害あって一利なしです。

自分の間違いを修正する場合、この本のような他人の経験(特に失敗)ほど役に立つものはありません。

もちろん、他人を笑うのではなく、悲劇として喜ぶのではなく、自分が向かう先の障害物を衝突前に意識するためです。

僕の信念はとっても柔軟です。(笑)

ただし、根本的に人として変えてはいけない部分は動きません。
それは信念とは呼びませんが。

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