僕の読み聞かせの方法は、
http://cobeat.sakura.ne.jp/untamed/blog/archives/322
ここで書いた通りです。
子供の聴く力が上がってくるに従って、読み手も成長していく必要があるようです。
このごろの傾向は、
「なにもこわいことがおきないおはなしはイヤっ!」
つまり、
「あきのいろは あかいいろ」 次のページ
「ふゆのいろは しろいいろ」
みたいな1ページごとに完結していくようなお話は言外で、
「たくさんあそんで、みんなでいっしょにごはんをたべました」
という、多少展開のあるお話もあまり面白くなくなってきたようです。今は、
冒険や探検、それから話を通じて登場人物が心理的に成長していく話
大人の言い方をすれば、葛藤があるストーリーを好むようになってきました。
当然ページ数も倍増、3倍増なので、一晩に読める冊数が1冊になってきました。
話が長くなると、読み手への要求も高度になってきます。
各登場人物の心理を声で伝えなければならないし、地の文と台詞のメリハリもしっかりつけてあげないと
誰が何を言っているのか
それどころか、どこからどこまでがセリフなのか
心の動きが段階的であるということ
など子供を混乱させないように配慮しないと、理解できなくなってしまい、ストーリーへの興味が失われてしまいます。
そうさせないためにも、読み手は声だけでなく顔でも演技しなければなりません。
読み聞かせをしているとき、僕の目の端に写るそっぴくんが絵本と僕の表情を見比べている様子が分かります。僕も気がつくとストーリーに入り込んで、迫真の演技(笑)をしているので、僕の読む姿自体も面白いのかもしれません。
読んで聴かせるだけでなく、見せることも重要になってきます。
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