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小説:The Road

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The Road

という本を読みました。
簡単に言えば、

終末系

核戦争(おそらく)後の荒廃したアメリカを暖を求めて南へ逃げ行く父子の話。
ネットで見てみたら、色々評価の分かれるところですが、僕は

男の育児の考え方

として、興味深い本だと思いました。
3時間もあれば読めます。
正直言って、

話は重い。
暗い。
一部グロい。
不幸な結末。

楽しんで読める本ではありません。
でも、元、緑あふれる平和な世界の住人で、戦後の荒廃に突き落とされた父親と、荒廃の中で生まれ育った少年の価値観の対比が、

親と子は別々の人間

ということを、明確に意識できるという点が、気に入りました。
途中何度も目頭が熱くなるのを感じながら、主人公達が一時の幸せを感じるシーンを読むと、

残りページ数がこんなにあるのに、ここで終わらないってことは・・・?

と先を案ずる、とても緊張感、不安感のある展開でした。

ネット書店の書評を読むと、とってもインテリな方々が、素晴らしい書評(100%皮肉です)をしているので興ざめしてしまいますが、

悪い本ではありません。
父親が読んで損する内容ではありませんから、おすすめします。

お母さん方は・・・あまり読む必要ないかも。

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