こんな本を読みました。
昔、日本人は「しつけ名人」だった
武光 誠著 ISBN-978-4763196835
江戸時代の日本人がどんなしつけをしていたのか、そんなことを分かりやすく書いています。
僕は妻にもよく言われますが、“厳しさランクがかなり高い父親”を自認しているので、たまに自分自身を、
こんなにカタブツな父親で良いのかな?
と反省することがあるのですが、僕のような父親が読むと厳しい躾を助長してしまいそうで怖い本です。(笑)
躾マニュアル等とは違い、基本的には儒教的な観点から書かれた
躾評論
のような文章です。義理・人情・品格、といった古くさい言葉が頻繁に出てきて、欧米の個人主義的な躾、利己主義的な躾を痛烈に批判しています。
ただし、今は江戸時代とは違う世の中ですから、その点の現実をふまえて
今はこうすべきです
という提案があるので、
「こんなことできるわけないジャン、江戸時代じゃないんだから」
ということはありません。
僕自身、この本を読んで今までの躾を特に変えなければならないと感じることはなく、今まで通りにやっていこうと思いました。
外国人と対等に渡り合え、それでいて日本人らしい子供に育てたいので、とても参考になりました。
義理・人情、多いに結構じゃないですか。
最後に、とても印象に残った言葉。
「躾は世の中のためにおこなうもの」
その通りです。全ての子供がしっかりと躾けられれば、世の中は自ずとよい場所になります。そのためには、まず親がしっかりしなければということも書かれています。
当然のことです。
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