僕の同年齢でも、
若く見られたい欲求
が増えてきました。
本屋にも30代に見えるようになりたい50代のおじいちゃんやら、40代でくびれの欲しいおばちゃんやら向けの本がいっぱいです。
不思議なのは、同世代から見ても若年から見ても、若い世代のマネはみっともないのに、なぜかそこがわからない人が多いことです。
ファッションを二回り若くすれば若いのか?
子供たちの言葉遣いを真似れば、若い感覚なのか?
おかしいでしょう、それは。
ファッションが二回り若くなるということは、若い世代からは不気味に見えます。
同世代からも不気味です。
子供たちの言葉遣いを真似て理解者を装ってみても、子供たちは擦り寄ってくるオジサンオバサンを避けるように、
新しい言葉をつくる!
何しろ、若い子達の目的は、
自分世代と “老世代” との壁を作ること
なんだから。
つまり、完全にねじれの位置にあろうとするものに擦り寄っていったところで、
先方に受け入れの意思がない。(笑)
日本語が加速度的に乱れているのは、
“キモイ”おっさんおばさんが追いかけてくるから、必死に逃げている
というカラクリを感じます。
若者たちは、僕らおっさん世代がアイドルグループのメンバー名をスラスラ言えるようになると、そのアイドルに対しての興味を急速に薄れさせるとか。
つまり、年甲斐もない大人たちの責任です。
だって、僕も子供の頃(小中高)に大人が顔をしかめるような言葉を使ったもの。
大人は、世代にあった役回りをしっかりと受け止めて、それなりに生きてたほうがいいと思う。
ある時代を自分の頭の中で
旬
と定義してしまうと、そこから離れていく自分に焦ったり、嫌悪を感じたりするわけです。
自分からは離れられないんだから、上手く付き合う。
そして、
別世代とはお互い距離を置く方がうまくいく
って思うわけです。
髪が薄くなってきて、ようやく悟りが開けつつある40代だわ。(笑)
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