何かに失敗して、再挑戦!
というのは、日本では不可能でないにしても、かなり難しいようです。
仕事をしながら学校へ行き、新しい世界を広げるといっても、ほぼ100%の時間を会社に売ることになってしまうため、勉強が上手く進まず挫折してしまったり。
僕がアメリカに感謝しているのは
再挑戦のチャンスをくれたからです。
(チャンスを生かせたかどうかは別として(__;))
高校では最低レベルの成績を取り続けて、さしたる疑問も抱かずにいました。でも、現実には高校3年間というのは、学問的にはゼロに近い成果。こんなことでは、自分で商売をするにも会社に入るにもダメなんです。
それを卒業してからしか気付かない。
周りの人が何も教えてくれなかったわけではありません。ただ、聞いてないだけ。なんとなく自分には凄い力が備わっていて、社会の仕組みなんかぶっ飛ばせるという幻想をもっているのです。
子供ってのはそういうものです。(笑)
アメリカでは、そんな僕でも入れてくれる学校がありました。
僕のような成績でも入学を許可してくれるような学校だから、僕は、ずっと
下の下の学校
だと思っていたのです。
でも、それは日本の感覚で、僕がはじめに卒業した学校の卒業生には、
クリント・イーストウッド(俳優)
ジョン・ウィリアムス(ルーカス・スピルバーグ映画の音楽家)
モーガン・フリーマン(黒人の名優)
マーク・ハミル(スターウォーズのルーク・スカイウォーカー)
というビッグネームが並びます。
ウチの学校は、もちろんこの人達の最終学歴ではないと思いますが、最初のステップがここで、ここからステップアップしていったはずです。
とはいえ、この先輩達が卒業した時代はかなり前なので、僕が行った頃とは全く違う質の学校だった可能性も大いにありますが。(^_^;)
僕が映画を学んでいる時、同じクラスでいつも一緒に映画を撮っていた
という8歳年上のお姉さんがいたんですが、ずっとモデルや女優をしていたけど、映画監督になりたくて30過ぎで映画学校に入ってきて、いまやキッチリ映画監督になって色んな賞を受賞しています。
とにかく、老若男女人種を問わず、社会の中にステップアップのための基盤がある国が、アメリカなんです。ついでに言うと、国籍も問いません。僕は、そのエネルギーに圧倒されて挫折して帰ってきたクチですが、外人でもチャンスを与えられる。(__;)
アメリカが自分で巻き起こした世界の経済危機なのに、なんかいつまでも力を握ってるというのは、この社会の仕組みによるところが多いんです。
日本がそういう国になれなければ、これから先、復活はできません。
セカンドチャンス、サードチャンスを与えて、勝者を称えて後に続く気質をもたなければね。
昨日の続きだけど、「足を知る」って収まっててはいかんのです。
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