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躾のジレンマ?

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色んなお父さん、お母さんと話をしていると、

小さいウチはのびのびさせて、大きくなってきたらしっかり躾ける

ということを言う人がいます。
僕は、どこで読んだか忘れましたが、

倒れかけの棒は、手で押さえれば戻せる
でも、倒れ始めてしまったら、手で押さえることはできない

躾けって、こういうものなのだと、どこの誰だか知らないけど言ってました。

小さなうちだからのびのび

ということは、その子の人格が作られていく過程で

好き勝手やってしまう時期

にもなってしまう可能性があるってことです。
子育ては、一発勝負。
しかも真剣勝負。

どこかで育て方間違えたな・・・

と将来思いたくないけど、かといって正しい道があるわけではありません。
何とか法、とか外国から取り入れようが、スパルタで躾けようが、

それが正しい保証はどこにもない。

しかも、一番恐ろしいのは、子供の環境がそれぞれで違うということです。
たまたま周囲に面白い大人ばかりいたら、そういうエッセンスが子供に移るわけです。
その逆もしかり。

争いの絶えない家庭だったら?

それも恐ろしい話。
でも、悪い環境で悪い子が育つ確率が100%、というわけでもない。
その逆もやっぱりしかり。

じゃあ、どこかに確かな答えは無いのか??

僕はあると思います。
親として子供に出来るのは、

自分が自分に恥ずかしくないように生きることとか、
何か間違えてしまったときは、素直に反省するとか、
周囲の人とどう関わるのかを体現してみせるとか

自分自身に対しての働きかけの方が、親として子供に

何かしてやること

より大切ってことです。
自分が出来ないことや、自分が出来なかったことを押しつける親にはなりたくないから、

自分が出来なかったことを、今、別の形で自分自身実行してみる

あきらめないって事も大切なのかもしれません。
どこまで行っても、

子育ては自分から

なんだと。
まあねぇ・・・、これが確かな方法だってのは、分かってるんですけど。(笑)

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