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ひかれたタヌキ

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仕事で岐阜の田舎道を走っていた時のこと、対向車線の真ん中に

車にひかれたタヌキ

が転がっていました。
とっても哀れなんですが、走っている途中で何も出来ず、帰りは見るに堪えないので、道を変えて帰りました。

食後にその話をすると、息子は泣いてしまいました。

「タヌキかわいそう!!」

動物好きなので、どんな動物の死も涙無しには聴けない子です。
息子が家にいるときは、寝るときも遊ぶときも絶対に離さないぬいぐるみがあります。

そのぬいぐるみは名前がついていて、僕ら親も

生き物として扱わないと怒り出す

ほどの愛しようなのです。(笑)
その、

“ペット”

の名前は、実はある劇団の舞台を見に行った時、劇中で死んでしまったかわいそうな狐の子の名前がついています。

かわいそう過ぎるから、自分が生き返らせて育てる

と言って、ぬいぐるみを買い、命名したのが、年少さんの頃です。
つまり、かれこれ3年以上、毎日連れて歩いています。
肌は、擦り切れてハゲハゲになっています。

そのうち、子供(ぬいぐるみ2)が増え、子供2(ぬいぐるみ3)が増え、ノンホイパークのシロクマのぬいぐるみが増え、

4人家族

です。(笑)
世間では、

命の大切さ、尊さを教える

と言いますけど、

そんなこと、学校で教えることなのか、親が教えることなのか?

命の大切さを教えた覚えは、僕にも妻にもありません。

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