僕は「食育」にとても違和感を持っています。
そんなこと、子供に教えたって無駄です。
食事って何のためにするの?
腹を膨らませて、必要な“カロリー”を取れば良いの?
食事の本質って何なのか。
僕は体を鍛えて8か月ほどで20キロ体重を落としました。鍛えて汗をかいて体重を絞っていくと不思議なことがおきます。
五感が鋭くなるのです。
今まで見えなかった、感じなかった、分からなかったことが、急に意味を持ち始めます。(霊を見たとかそういうのはナシね)
中でも味覚はおそろしい。
今まで普通に食べていたジャンクフードを口に入れた瞬間、文字通り“添加物の味と臭い”をかぎ分けることが出来るようになるのです。
「うわっ、こりゃひどい」
それから翌日まで、不快な後味が口から消えません。
ある日、食について当社のMr.M(UNTAMED Vietnam:わけあって匿名)に、
「子供に食べさせるものが変わった。子供が小さいうちに自分自身のオーバーホールを完了できてよかったよ」
彼の返答は、
「それは良かったですね。やっぱりお子さんには良い細胞分裂をさせたいですから」
(彼は僕と正反対で、敬語しか話せないのです)
この言葉に“食”の真髄を見ました。
食べ物って、食べて、消化して、そして排泄する。それだけの物として捉えられています。ガソリンに例えられるように、
給油して、
燃焼して、
排気する。
大きな違いは、ガソリンは車体に残らないということです。(厳密な意味では、粗悪ガソリンは車体を傷つけますが、それは無いモノとして)
生き物が物を食べれば、それは体に取りこまれ、代謝という形で古くなったものと取り替えられます。
ジャンクフードばかり食べていれば、どんなことになるか?当然、
主成分:ジャンクフード
な人間になっていきます。
代謝以上に突っ込むわけですから、普通の取り替え部品に加えて、将来使う予定のない粗悪予備部品もストックしているようなものです。デッドストック=脂肪・体に残った毒素です。
自分の子が、日々“主成分ジャンクフード”な人間になってゆく。
これを忙しいの一言で片付けるのだとしたら、将来子供が悪の道に進む、引きこもった果てに弱い者に刃を向けるような行動に出る、親を殺す、その原因は今にあったのかもしれないんです。(意図的な時制違反)
だから子供に食育をやったって無駄なのです。
まず親が変わること。
これが最短距離です。
幸い人間の体は上手く出来ています。
理屈は昔懐かし、ロケット鉛筆と同じようなものだと考えればいいんじゃないか。
先の方の“芯(添加物)”は、後から突っ込まれるものにいつかは追い出されます。今から始めれば、そのうち悪い物はきっと追い出せますよ。後から入れる芯は新品でお願いします。
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