『チョコレート・アンダーグラウンド』
アレックス・シアラー 金原瑞人訳 1200円
を読みました。
チョコレートが大好きなので、思わず手にとって一気読み。
ストーリーは、有権者の怠慢で 「チョコレートを禁止する健康促進オタク」 のような政党が政権を握り、チョコレート禁止令が発令されます。そして、それに抵抗する少年二人と、老いた男女がチョコレートを密造して密売屋になり、摘発を受け政府転覆のための活動を開始する・・・
というお話。
荒唐無稽な話に聞こえますが、有権者の怠慢というのはこういうことです。
この話、読むといかに選挙が大切か、いかにイメージだけの選挙戦が無意味で危険かがよく分かります。
投票しないとどうなるのか?
投票する相手をどう選ぶのか?
自分の一票はどのくらい大切なのか?
選挙と政治の基本的な部分を、スリリングに書いていて面白いです。
すご?く馬鹿馬鹿しいことを、
すご?く真面目に書いていくと、
新しい世界ができる。
500ページくらいある分厚い小説だけど、週末一日で読めてしまいます。
ひょっとすると、子ども用なのかな。
僕は子どもが大きくなったら読ませてやりたいと思いました。(笑)
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