今日、車である所を走っていたら、走り慣れない道だから迷ってしまいました。
道はどんどん細くなり、僕の行きたい方角の道は自転車が通るのがやっと。
なのに、地元の軽自動車は果敢に、というか普通に入っていってしまう。
僕は途中であきらめて、前から歩いてきたおばさんに声をかけて助けてもらうことにしました。
このごろ、こういうシチュエーションに躊躇する自分がいやです。
怪しまれるんじゃないか?
と思わず考えてしまうのです。どう怪しまれるかとか、なぜ怪しまれると思うのか、という理屈はありません。ただただ、見知らぬ場所で人に声をかけるということがはばかる世の中。
でも、これが単なる僕のパラノイアであることが分かりました。
「すみません、ここから太い道へ出たいのですが、出る道を教えていただけますか?」
おばさんは、にっこり笑って、
「この辺りはねぇ、出られないのよね。どちらへ行かれるおつもり?」
「??ショッピングセンターの方へ向かっていくつもりが、信号を間違えてしまったんです。この先左へは行けますか?」
「たぶん、この車では無理ねぇ。そこを右に行って、すぐ最初の角をまた北に向かっていくと、バス通りに出られますよ」
もうこの方法しかないらしい。
または、後ろに戻るか。
車を転回するのも面倒くさいような道です。
前進することに決めました。
おばさんにお礼を言って、言われたとおりに走ると1分もしないうちにバス通りに出ました。
見たことがある道です。
で、ここで気付きました。
カーナビあるじゃん。(笑)
僕は、カーナビよりも人と話がしたかったみたいです。
今日のおばさんは、僕が躊躇する意味もなく、とても親切に道を教えてくれました。
世の中って、先入観のせいで窮屈に感じているところがあるのかもしれません。
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