僕はタバコを吸いません。ストレートに言うとタバコは大嫌いなのですが、禁煙・嫌煙の議論も同様に嫌いです。
タバコが吸いたければ吸えばいい。一箱1000円になったら9割が禁煙するとか、なんとか。そんなこともどうでもいいことです。
タバコを吸う権利とか、嫌煙権とか、そんな権利どこにあるの?って話。
ある権利は一つだけ、
「全ての人が法律・良識の範囲で自分の嗜好を楽しむ権利」
この中には、タバコだって、アニメのフィギュアを集めてるオタク系の人達の趣味だって、英会話だって、LVとついたバッグを持つことだって、毛皮のコートだって何でも含まれている。タバコだけ特に取り立てて大騒ぎするのは間違っている。
今はタバコかもしれませんが、今後世の中が変わればあらゆる“嗜好”がターゲットになる可能性がある。その引き金は、自然環境かもしれないし、資源問題かもしれない。
既に一部の車に乗ることだって“嗜好”として扱われている。
例えば僕はもはやクラシックと言ってもいい「旧車」と呼ばれる車に乗っているが、これが不幸にも“世間に嫌われた嗜好”に認定されて、余分に税金を払っている。ディーゼルだってそうだ。
旧車ユーザーは、自分の車が大好きで
「モノを大切にしているのに、そこに課税か?」
と言う人もいる。たまたま数ある嗜好品の中から、排ガスが汚い“旧車”も嫌われた。これは、環境という引き金があった。タバコは健康が引き金になった。どちらも仕方がない。
視点を変えれば、人が誰にもとがめられず楽しんでいる全ての事が、将来“タバコ”と同等の扱いを受ける可能性を秘めているってこと。みんな広い意味では同じだと思うんです。
旧車はもう市民権を失います。車検は通させてもらえなくなるでしょう。
仕方ありません。嫌われた嗜好を持ってしまったのですから。(笑)
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