ある悩みに直面したとき、多くの人が最初に探すのは
好意的な言葉
です。色々な人から好意的な言葉をかけてもらうと、気分は良くなります。癒されたり、ポジティブな気持に戻れたり、すくなくともその瞬間、ほんとうに助かった気持になります。自信が崩壊するのをまず止めなければ、自分が壊れそうな気持になるためかもしれません。
でも、夜、独りになったときや、日中でも頭に孤独がよぎるとき、悩みの根が分からない不安がいつまでもつきまといます。いや、悩みの根を自分は痛いほど知っているはずなのに、そこから目をそらしている自分に自分自身が警告を発する、それが“不安や悩み”の正体なのかもしれません。
大人になると真剣になって自分の弱点を指摘してくれる人の存在が少なくなります。
でも、最後に必要なのは癒される言葉ではなくて、厳しい一言だったりします。
心臓をえぐられるような言葉でも、そこに思いやりがあるのなら、その言葉にはパワーがあります。
どうやったって逃げられない問題
そういうものを明確に言い表してくれる厳しい言葉は、絶対に避けてはいけません。
単なる“モノは言いよう”“見方で変わる”程度のことでは問題は解決しません。
優しい言葉もとてもありがたいものですが、問題解決を先送るだけの効果しかなく、その先にはより深くて暗い問題が待ちかまえています。
問題解決には問題の根っこにストレートに進む。
そういう強さを持ちたいです。
そして、悩んでいる人がいたら最大の思いやりを持って、問題の根っこをストレートに言える、そういう人になりたいものです。これはとっても難しいことだけど、僕が一生かかっても身につける努力をしたい目標になりました。
といっても、当面自分自身を鍛え直さなきゃ話にならないんですけどね。(笑)
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