僕の子供の頃からの愛読書、
イーニッド・ブライトン (最近はエニード・ブライトンというらしい)
の、冒険シリーズがあります。
アメリカに行ってた時も片時も離さず持ってました。
もう染みだらけのボロ本です。
冒険の島
冒険の城
冒険の谷
冒険の海
冒険の船
冒険のサーカス
冒険の川
というお話。
おかしなことに、海と船の間には
冒険の山
というお話もあるのに、和訳されていません。
なので、アマゾンで原書を買いました。
だいたいの人が、冒険の海までの4巻を持っているんだけど、その後の3冊は持っていないのです。
これらは僕らの子供の頃、学校を通して注文するタイプの書籍で、書店では売ってません。
その注文時に、この4冊しか買えなかったのです。
僕もその一人でした。
調べてみると、このシリーズその後も一冊出ていました。
実は、作者自身が5冊目の「冒険の船」で完結したつもりだったのだそうです。
でも、その5巻目(完結編)は、オトナになるまで存在すら知りませんでした。
4冊で完結したと信じきっていた僕らの知らぬ間に5冊目が出て、
人知れず本当に完結していた、冒険シリーズ!
ところが、読者がそれを許さなかった!(笑)
終わるな、書いてくれ! と。
その声におされて、シリーズに更に2冊が加わっていました。
僕はその存在すらしらず、どこか中途半端な状態でこのストーリーは書店注文できない奇書のような状態になっていました。ネットでは絶版ということで意見が一致しています。
どんないわくがあろうとも、あるなら読みたい。
毎晩、息子に読んで聞かせて、ついに手持ちの4冊を読みきってしまうという頃に、なんとか残りが手に入らないものかと考え始めました。
そこで、普通考えつくのは、
オークションで探そう!
と探すわけですが、これがなかなか無い。
たまに出てきても、やたらと高い。
でも欲しい!
ネットで調べると、このシリーズ自体が絶版しているという情報があります。
でも、読みたいし読んであげたいわけです。
ふと、なぜそう思ったのか分からないけど、
出版社に問い合わせてみよう
というごく自然なことを思いつきました。
で、メールすると、ほどなくして返事が。
「書店でお取り寄せできますよ
こちらでも注文していただけますが、送料がかかります」
だとさ。ヾ(´▽`;)ゝウヘヘ
でも、何かイヤな予感がして、このメールを印刷して書店に行くと、問屋・出版社と電話してくれて、なんとなく受け答えの雰囲気が怪しいのです。やっぱり結果は、
在庫切れ
注文してもらえません。
予想通り。
で、僕はすぐにプランBに移りました。
家に帰ってすぐ、すっトボケて出版元に発注依頼のメールをしました。
ど~せ、「あ、やっぱ在庫ないじゃん!」
となることを強く予想して。(-。-;)
すると、予想に反して注文プロセスが伝えられ、僕は言い訳の余地を与えまいとの意地悪心も加わってすぐに入金しました。
・・・ 入金確認できましたので、明日お送りします。
!!!!(@_@;)
で、届きました。
新品価格、一冊450円。
昔のままの値段です。
ついに全巻揃いました!\(^o^)/
レアとか、絶版とかいい加減な情報がいかに多いことか。
車の部品でも、少し前の車だと、ディーラーに行って部品を注文すれば定価で買えるものを、わざわざ中古をオークションで探して、
中古部品屋の言い値で買ってしまう
そういう人のいかに多いことか。
お金は情報の格差で移動するというけど、そういうことです。
だから、欲しいものがあったら、メーカーにまず電話する。
そこで確認して、正統な方法がすべて尽きたら
オークション
こういう流れが良いんじゃないかと思います。
余談ですが・・・・ボウズに、
「パパが子供の頃好きだったシリーズを、オマエに読んであげたんだから、オマエも自分の子供ができたら読んであげろよ」
といったら、
「あったりまえじゃん!」
と言ってくれました。
茶番と言われようが、こういう家庭の文化が欲しかったんです。(笑)
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