8月にだけ戦争の報道をすることを、
8月のジャーナリズム
というのだと、今日の新聞で初めて知りました。
良いことではなくて、批判としての言葉らしいです。
「8月だけ戦争戦争っていいやがって」
とばかり、こういう批判をする方は、一年中戦争の話題をやっていれば満足なのでしょうか。
“8月のジャーナリズム”の何が悪い?
日本人にとって、夏は特別な意味を持ちます。
象徴的な8月6日と9日。
そして、8月15日は、日本の歴史最後の戦争に負けた日です。
秋でもなく、冬でも春でもない、夏が日本にだけ独特の感情をもたらすんです。
年間を通して、その時期にだけ戦争の話題を集中すれば、あとの一年は何もなくてもいいくらいです。そんなに毎日戦争のことばかり考えていられませんから。それに、これくらいのバランスの方が人の心に残りやすいはずです。
毎日やってたら、ネットのバナー広告と同じで無視されるようになります。戦争を、
“見えてるのに 見てないもの”
にしてしまってはいけません。
アメリカでは8月15日には何の意味もありません。
なにしろ、日本との戦争の後にもボコボコ戦争してますから、いちいち昔のことを思い出していられないんです。
裏を返せば、そういうことだからいつまでも戦争やってるんでしょうね。
せめて夏くらいは日本の最後の戦争のことを考える。
それが日本人としての在り方です。
僕は、なんとか時間と予算を集めて、ドキュメンタリー映画を作りたいと思っています。5年ほど前からあたためているアイデアがあるのです。
だれか手伝ってください。m(_ _)m
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