職業柄、ネットで英語関係のホームページやブログを見ることがあります。
とても疑問に思うのは、
「今日のワンポイントレッスン」
的なメールマガジンやブログです。
毎日更新していたりしてとても熱心なのは見習いたいところですが、どうしてもこの方法での英語力アップが可能だと思えません。
例えば、
「それは見当違いですよ」
と言うとき、英語で、
「You are barking up a wrong tree!」
と言います。
こういった一口言葉を毎日熱心に覚えて、具体的にどうなるのでしょうか?
僕は毎日のように英語を使っていますが、会話の中でこの言葉に出会ったことがありません。もっと言うと、教科書や「ネイティブはこう話す」的な本に載っている表現に出会うと、「おお、こいつホントに使ってる」と驚く程、出会う機会はまれです。
僕たち日本人にまるごと置き換えてみると分かりやすいです。
ワンポイント日本語講座!一日ワンフレーズで差をつける!
「窮鼠猫を噛む」
これは、“気を付けるに越したことはない”と言いたいときに使います。
是非使ってみてくださいね!明日をお楽しみに。
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日本人の視点から、これを毎日読んでいる外国人がいつの日か日本語が話せるようになるとは思えないです。少し皮肉な言い方をしてしまうと、自分が色々な英語表現を知っていることを自慢したいのかな?と感じる節もあります。
子育てにも通じることなのですが、言葉にも行動にも最も大切なことはアドリブ感覚だと思っています。臨機応変です。
子供に対して
100の事例に対しての、
100の対処法を教える
という方法がとても嫌いです。だから、叱る時には、「こうしろ、ああしろ」という言い方を徹底的に避けます。
「・・・はやめなさい」
「・・・をするな」
「・・・はあぶない」
なんて無駄です。
極端な話をすれば、ハシゴに登って飛び降りるという遊びをしていたとして、
「ハシゴから飛び降りるな!」
次に石の上から飛び降りた時、
「石の上から飛び降りるな!」
と言っていたら、飛び降りるだけの高さのあるもの全てを教えなければなりません。そして、どの程度が高くて、どの高さなら低いのかも別の問題です。その基準は親の主観ですから、とても曖昧です。
階段の一段は高いのか低いのか?
普通の降り方ならいいけど、両足で下りたらアウトなのか?
全然分かりません。だから次々叱ることが出てきます。
もう一つ問題は、大きくなったらやってもいいことが増える。
小さいうちは高いところから飛び降りては危ないけど、身体能力がつけば別に問題はありません。スキージャンプなんて、やってはいけないことの筆頭になりそうですが、選手は小さな頃から訓練されるからできるようになる。
問題の根本的な部分が、道徳的な所にあるのか、体の大きさとその子の身体能力にあるのかということを子供に分かる言葉で教えて、自分の能力と目の前にある現実を比較対象できるような地盤を作ることを優先させるべきです。
ちなみに、子供に英語を教えるなら、間違っても英語の例文を暗記させるなんてことはしないほうがいいです。型にはまってきた会話は上手くできますが、一旦脱線して面白くてクリエイティブな会話(普通の人が好む会話)が始まるとひねりがきかない平坦な会話しかできない子供が出来上がります。
その点は、大人も一緒です。
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